「妻のことが心配なんです」モラハラ夫が妻に向ける「歪んだ本音」
モラハラ夫が愛しているのは妻ではなく自分自身
最後まで「僕は妻を愛している」→「愛しているから妻を心配している」→「心配だから注意し、教え、導くのだ」という姿勢をくずさなかったセイイチさん。 しかし、彼の口から出てきた妻を表す言葉は 「品がない」「最低」「ふしだら」「だらしない」「言いわけをする」「嘘つき」「いい加減」「ブチ切れる」「素直じゃない」「今のままではダメ」など、彼女の人格や言動を否定するネガティブな言葉ばかり。そして繰り返される自分の正当化と「妻を教え導く」という上から目線。 おそらく本人は、自分がモラハラをしていると自覚はないのでしょうが、発言はまさにモラハラ夫の思考そのものです。 重箱の隅をつつくようなこまかい指摘、話を聞かず認めようとしない姿勢、自分が絶対に正しいという不遜な態度に、妻側は相当メンタルを痛めつけられていることが想像できます。 この発言から学べることは「君のことを愛している」「君のためを思って言っている」などの「愛情の押しつけ」「価値観の押しつけ」には要注意!ということです。 本当に相手を愛しているなら、相手のありのままを大切にする、思いやりのある言動が見られるはずです。「愛している」という対象が、実は妻ではなく自分自身であるのがモラハラ夫。 「愛」という言葉に騙されず、ぜひ第三者に相談をしてみてください。結婚生活は永遠に続きます。日々の重圧感が積もってくればメンタルを壊してしまいます。「私のことを思って言ってくれてる」と毎回、思い込まないことです。 ちなみにセイイチさんには、「次回、お二人でいらしてください」と伝えました。再訪はまだですが。 ※記事の内容は記載当時の情報であり、現在と異なる場合があります。 構成/サンキュ!編集部
サンキュ!編集部