栄養価抜群!韓国でバズったスイーツにブレイクの予感 健康志向が加速 「アサイーボウル」に続けるか
スポーツ報知恒例のスイーツ特集。2024年は「アサイーボウル」が若い世代を中心にブームになった。若者の健康志向が一因で、新語・流行語大賞にもノミネート入りしたことから男性や幅広い年代にも注目され始めている。また2025年にブレイクが予想されるスイーツには、韓国で3年前にブームが起きた「グリークヨーグルト」が挙がった。(中西 珠友) 今年はポリフェノール、鉄分など豊富な栄養素が含まれ、スーパーフードとも言われるブラジル産のヤシ科植物・アサイーをピューレ状にし、フルーツやグラノーラを乗せた「アサイーボウル」が流行。10年ほど前に一度ブームになったが、再び波が押し寄せた。 1次ブームの前からアサイーボウル(税込み1950円)を発売している米ハワイ発のコーヒーショップで、日本にも表参道など4店舗ある「アイランドヴィンテージコーヒージャパン」のマネジャー・村山基さん(40)は「Z世代の健康志向が昔よりも強い」と2次ブームの要因を分析。客層はこれまでも多かった20~30代に加え、SNSの投稿を見て興味を持った「中高生や男性のみの来店も増えている」と変化も明かした。 25年にブレイクしそうなスイーツについて村山さんは「韓国のSNSでバズったのが流入したケースは多い。健康志向も続くと思う」と「グリークヨーグルト」を挙げた。 ギリシャの伝統的な水切り製法を用いた、濃厚なヨーグルト。韓国では既にブームが起き、今年になって日本でも専門店が急増中だ。「ブームを作りにいった」と自信を持って話す「milkygreek(ミルキーグリーク)」オーナーの木下マリアさん(29)は、昨年3月にグリークヨーグルトの専門店を六本木にオープンさせた。 こだわりは手作りヨーグルト。「ヨーグルト本来の味を楽しんでほしい」と現在は韓国人夫婦が営む国内初のグリークヨーグルト専門店とタッグを組んでいる。麻布十番、渋谷にも店舗を構え、昨年8月には1日で1500人が来店。これまで「AAA」の宇野実彩子、元AKB48の峯岸みなみ、6人組ユーチューバーグループ「東海オンエア」のてつやらが自身のSNSで紹介している。 客層にはアサイーボウルと同じく20~30代の女性が多い一方で、たんぱく質が豊富という点から体を鍛えている男性客も多いそう。スイーツ=女性のイメージが強かった以前と比べ、栄養価のあるスイーツには男性も目を付けている。一番人気は季節のフルーツが乗った「シーズナルスペシャル」(税込み1850円)。ヨーグルトの味からトッピングまでカスタマイズもできることから、リピーターも続出している。 韓国由来では、これまでもクロッフル(クロワッサン生地のワッフル)、トゥンカロン(巨大マカロン)などが日本で流行。K―POPだけでなく、スイーツでも日本に影響を与え続けるか。
報知新聞社