「監督は練習で自慢話をしている」「そんなこと僕らに言われても」からのリスタート…“かつての強豪”東洋大姫路が17年ぶり近畿大会復活Vのウラ話
「“全国優勝”を選手の前で口にしている」ワケは…?
17年ぶりの秋の近畿大会の優勝は、間違いなく彼らの、そして東洋大姫路としての復活への矜持となる。 「いやー、それでもこれから勝ち続けられるようにならんとね」 苦笑いを浮かべながら指揮官は言う。もちろん、ようやく手にした近畿大会のタイトルだけでは満足していない。履正社時代は常に意識してきた全国の頂点へ気持ちをみなぎらせる。 「ここ(東洋大姫路)に来てね、“全国優勝”という言葉を選手の前でよく口にしているんですよ。履正社の時は言わなくても自然と意識できたけれど、ここはそうじゃない。日本一になるためにどうするとか、常に言うてます。そこからどう変われるかです」 脱“古豪”への第一歩となるのか。まずは来春センバツに向けての前哨戦となる明治神宮大会が待つ。ブルー主体からアイボリー地のユニホームに身をまとい、母校の“第二次黄金期”を睨んでタクトを握る名将の目が、さらに鋭く光る。
(「甲子園の風」沢井史 = 文)
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