バーベキューの炭「消したつもり」で火事のおそれも 確実に火を消すには 捨て方にも注意が必要
6月3日未明、福岡県大野城市のグランピング施設でテントなどを焼く火事がありました。 【写真で見る】6月3日未明、福岡県大野城市のグランピング施設で起きた火事 警察は、前日の夜にバーべキューで使われた炭の火が完全に消えておらず、燃え広がった可能性もあるとみて調べています。 これから夏にかけては、バーベキューを楽しむ機会も増える時期です。 改めて「正しい炭火の消し方」を確認します。 ■「炭火を適切に消す方法」とは (1)使用した炭を水につける・「金属製のバケツ」が適しています。 「プラスチック製」のバケツの場合、炭の熱で溶けてしまう可能性があるためです。 ・炭は一つずつ入れるようにしてください。 ・20分は水につけてください。 すぐに取り出すと、完全に火が消えていない可能性があります。 (2)「火消しつぼ」を利用・炭を入れて、ふたを閉めるだけでOK。 酸素の供給が遮断されるため自然に鎮火します。 ・火消しつぼで鎮火した炭は再利用が可能で、環境にもやさしい方法です。 ・金額は様々で1000円台のものもあります。 ■火を消す際の注意点は (1)BBQコンロ上の炭に直接、水をかけない。 ・高温の水蒸気が発生し、やけどをするおそれがあります。 ・コンロ自体が変形してしまう可能性もあります。 (2)炭によって鎮火時間が異なる ・備長炭やオガ炭といった火が長続きする種類の炭は、自然に燃え尽きるまでに半日から丸一日かかることがあります。 ・水にしっかりつけ「鎮火した」と思っても、しつこいくらい水をかけるなど注意をしてください。 (3)鎮火後の炭の処分方法 ・「炭は自然のものだから、埋めれば土に還る」と思いがちですが、炭素を多く含む炭は土の中で分解されにくく、土に還りません。 ・「燃えるごみ」としている自治体が多いものの、自治体によって異なることがあるので、処分の際は確認してください。
RKB毎日放送
【関連記事】
- 「戦車ですら破壊できる」ロケットランチャー 誰が何のために 専門家は「暴力団が人目につく場所に捨てるとは考えにくい」
- 飯塚事件・元死刑囚の再審可否 福岡地裁あす判断 「女の子を見たのは事件当日ではない」「坊主頭の男を見た」焦点は2つの新証言 司法の判断は
- 「私は生き方ではなく守り方を間違えた」携帯電話の充電コードで愛する9歳の息子の首を絞めた母親 裁判で浮かび上がる苦悩と葛藤
- 税金のブラックボックスは国会議員だけではない 全国で最も海外視察が多い福岡県議会「費用知りたいなら情報公開して」 してみたら・・・1か月たっても公開されず
- 盗撮「最初は中学生のころ。これまでに数百回繰り返した」30代男性が逮捕されるまで そして今