小池都知事が定例会見9月10日(全文2完)結果が語るということを重視されたのでは
女性が自民総裁選に立候補するのは難しいのか
朝日新聞:総裁選について、お願いいたします。 小池:あ、別なんですね。 朝日新聞:失礼いたしました。高市早苗さんが今週、立候補を表明されました。総裁選を何度も今まで戦われていますけれども、女性が立候補したというのは小池知事お1人というふうになっております。自民党の中で女性が総裁選に立候補するということはやっぱり難しいことなのでしょうか。また今回、立候補、また新たに高市さんがされるということについて、女性が立候補する意義についてお考えがあればお聞かせいただけますでしょうか。 小池:日本にはタリバンがいないのに、なんでこんなに女性の活躍が遅れてきたのかと不思議に思うくらいです。13年間、総裁選に立つ女性がいなかったということですが。でも女性男性問わず、この国をどうやって良くしていくのかという、そういう論戦がこれから期待されるところであります。そして、また女性政策ということについてもよく注視をしていく必要があるのではないかと思っております。 朝日新聞:女性が立候補するのはやっぱり難しかったんですか。 小池:女性男性関係ないんじゃないでしょうか。20人を集めるというのはそう簡単ではないですね。いろいろ途中切り崩しとか、いろいろありますからね。そこはまさに、オリンピック・パラリンピックというゲームは終わりましたけれども、2020大会、ゲームといいますけれども、今はもうパワーゲームに変わっているんじゃないでしょうかね。でもしっかり自民党の総裁イコール総理ということに直結するわけですから、総裁選というものをしっかりとした論戦にしていただいて、この国の道筋を明るくしていただきたいと思っております。 朝日新聞:ありがとうございました。
菅総理の発信力や対話力をどう見ているか
日本テレビ:日本テレビです。きのうの菅総理が緊急事態宣言の延長の会見に合わせて事実上の退陣、お辞めになるということで退陣会見をされました。菅総理は1年で退陣ということになったわけですが、このコロナ禍の中でいわゆる菅総理の総理としての資質というか、いわゆる国民への発信力であったり、国民との対話力、そういったところを小池知事はどういうふうに見ていますでしょうか。 また近年、長期政権を築いた、例えば小泉総理であったり安倍総理であったりというところと、今回、この1年で退陣せざるを得なかった菅総理、何が違ったかっていうのは、小池知事から見てどう思われますか。 小池:菅総理になられてから、きのうもおっしゃっていたと思いますが、やはりコロナとの戦いが続いた1年だったと思います。いろいろご苦労も多かったと思う一方で、このワクチンが途中から爆速に変わるというのは、菅総理の100万回という明確な目標設定ということがあったと思います。抗体カクテルも95%以上の効果があると今日も報告させていただきましたけれども、これも最初は24時間経過を見ないと駄目っていう話だった。こういう、すごく限定、限定だったんですが、むしろ間口を広く取ってできるだけ早く受けてもらう、多くの人に早く受けてもらうことが重症者を減らすということから、大変強力に抗体カクテルの投与が外来でもオーケーだというぐらいに進められたのも菅総理のリーダーシップだと思います。そしてデジタル庁であるとか、それからさまざま、この間、1年間ではありましたけれども、多くの仕事をされたというふうに思います。 発信の仕方というのは、これはなんて言うんでしょうか、それぞれの持ち味というところもおありなんでしょうから、それはなんて言うんでしょう、菅総理としての発信はされてきた。そして結果が語るということを重視されたのではないかと思います。その結果がちゃんと伝わるかどうかというのが、1つのやり方といいましょうか、発信の仕方で、例えばロナプリーブ、95%効いていますっていうのも1つの発信ですね。これによってみんな、それを受けて大丈夫かと思うような人も受けてみようという気になるわけですよね。ですから、どうやって共感を呼ぶかという、そこの発信の仕方など、この強力なリーダーシップに、その共感力ということが重なっていたということを期待したかったです。