パラスキーアジア杯、川除大輝が立位5kmフリーで優勝…「勢いそのままにW杯でも表彰台に」
パラノルディックスキー・アジアカップ札幌大会は最終日の9日、札幌市の白旗山競技場で行われた。
2日目は距離5キロフリーが行われ、男子立位は昨季のワールドカップ(W杯)総合王者の川除(かわよけ)大輝(日立ソリューションズ)が優勝を飾った。44歳のベテラン、新田佳浩(同)は4位だった。男子座位は北京パラ代表の森宏明(朝日新聞社)が1位。視覚障害は北京パラ代表の有安諒平(東急イーライフデザイン)が制した。
川除は「国際大会での表彰台は今季初めてだったのでうれしい。中国選手がどれくらい力があるかわからない中で優勝できたことは本当に良かった」と収穫を口にし、今後に向け、「今回の勢いそのままにイタリアのワールドカップ(W杯)でも表彰台に上がりたい」と意気込んだ。
森は硬い雪質も追い風になったようで、「コンディションも良く、自分にとってはまる雪質だった。昨日今日と気持ちよく滑ることができた」と喜んだ。有安も「国際レースでは初めて金メダルをもらえたので実はすごくうれしいんです」と笑顔。コンビを組むガイドスキーヤーの藤田佑平への感謝も忘れず、「調子よく引っ張ってくれたので、全力を出すことができた」と語った。