デビュー40周年・斉藤由貴 スナックのママ役を演じる彼女が影響を受けた、樹木希林さんの一言【あのクズを殴ってやりたいんだ】
──母親目線でこのドラマに思うところはありますか。 いまはとても閉塞的な世の中で、自分を破れない人がいっぱいいると思うんです。だけど主人公は、ケガしようがなんだろうが練習を続けていきます。ボクシングを始めたキッカケは自分をフッた男性を殴ってやりたいという動機でしたけど、それが最終的には彼女自身を奮い立たせる原動力になっている。自分で自分を変える、その思いで進んでいく娘の姿は母親としても注目したいと思います。 主人公をはじめ、若い登場人物たちが悩みながらも人生を切り開く中、彼らを見守りながら自身も楽しく生きる母親。そんな役を務める斉藤さんは、さまざまな経験を重ねながら、時代に上手に反応しながら生きてきた。だからこそ、つねに第一線で活躍しているのだろう。その一方、自分なりの美学や信念があって、時代が変わってもブレることなく “斉藤由貴”でいられるのだとも感じる。そんな斉藤さんが演じるから、明美ママはその自由奔放さや懐の広さが視聴者にウケているのかもしれない。
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