岡田監督に“アピール失敗”…阪神、1軍でチャンスを掴めなかった選手(4)2年ぶりの1軍出場だったが
プロ野球の世界では、一軍への生き残りをかけて激しい競争が繰り広げられている。ファームでは好成績を残していても、上で目立った活躍ができなければ、二軍再降格が命じられることとなる。ここでは、今季一軍での出場機会を得るも、チャンスを掴めなかった阪神タイガースの選手を紹介したい。(※今季成績は9月25日時点)
豊田寛
・投打:右投右打 ・身長/体重:178cm/88kg ・生年月日:1997年4月28日 ・経歴:東海大相模高 - 国際武道大 - 日立製作所 ・ドラフト:2021年ドラフト6位 今季は開幕から二軍で結果を残し、2シーズンぶりの一軍出場を果たした豊田寛。だが、継続した活躍ができず、一軍定着には至らなかった。 東海大相模高時代には、4番打者として甲子園優勝を経験。国際武道大、日立製作所を経て、2021年ドラフト6位で阪神タイガースに入団した。 ルーキーイヤーに一軍デビューするも、わずか5試合の出場で7打数0安打と不発。 翌2023年は二軍で93試合に出場し、打率.271、2本塁打、17打点とまずまずの数字を残したが、一軍出場がないままシーズンを終えた。 プロ3年目の今季は、開幕から二軍でアピールし、6月に一軍へ昇格。同13日のオリックス戦では「7番・左翼」でスタメン出場し、マルチ安打を放つなど存在感を発揮した。 しかし、活躍を持続させることができず、現時点で11試合出場、打率.211(19打数4安打)と寂しい数字に。7月25日に一軍登録を抹消され、以降は二軍暮らしが続いている。
ベースボールチャンネル編集部