<頂点へ・2020センバツ明石商>選手紹介/4 河野佑哉選手/来田涼斗選手 /兵庫
◇確実な守備、心がけ 河野佑哉選手(2年) 洲本市の出身。中学時代は硬式チーム「ヤング淡路」で活躍し、「日本一になりたい」と明石商に入学した。前年チームではベンチ入りを果たせず、新チームでの公式戦出場は秋の県大会で1試合だけ。「悔しかった」と語る。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 座右の銘は「努力に勝る天才なし」。試合に出られるよう、アピールポイントの打撃を磨いた。自身のスイングを撮影した動画を何度も見返し、打撃フォームを修正。スイング直前まで左足を上げず、タイミングをはかる。速球をうまくはじき返せるようになった。 「苦手」と語る外野の守備だが、積極的に練習した。狭間善徳監督から「ゴロには下から低く入って」と指導された。練習では低い姿勢を常に意識し、外野ノックを受ける。「確実な守備」を心がけている。 「センバツでは感謝の気持ちを持って、全力プレーを見せたい」。磨きをかけた打撃と堅実な守備で、頂点を目指すチームに貢献する。 <1>175センチ、75キロ<2>右投げ右打ち<3>洲本・五色中<4>釣り<5>好き=すき焼き、嫌い=ナス<6>鈴木誠也外野手(広島) ◇主役狙うスラッガー 来田涼斗選手(2年)=主将 甲子園で春夏通算3本塁打を誇るスラッガー。屈伸して両脚を1回ずつ蹴り上げ、打席で体を後ろに大きく反らせる豪快な「ルーティン」は、ファンにはおなじみだ。 2019年のセンバツで史上初の「先頭打者弾&サヨナラ弾」を放った。今大会はエースの中森俊介投手(2年)と、全国から注目を浴びている。 しかし、新主将として臨んだ19年秋の県大会は不満が残った。3番に座り、打率は4割を超えたが、長打は二塁打1本のみ。「積極的に振れなかった」 近畿大会では慣れ親しんだ1番に戻った。準々決勝の大阪桐蔭戦で2点二塁打を放ち、復調をアピール。だが、本人はチームの敗戦を悔しがった。「自分たちは実力が足りない」。冬の厳しい練習をチームの先頭で引っぱり、自らの打撃では確実性も磨いた。 1年時から中堅手で4季連続の甲子園出場。「甲子園はいつ行っても最高の場所。日本一を成し遂げたい」。今大会も「主役の座」を狙う。 <1>179センチ、85キロ<2>右投げ左打ち<3>神戸・長坂中<4>野球<5>好き=カレー、嫌い=――<6>柳田悠岐外野手(ソフトバンク) ……………………………………………………………………………………………………… 【メモの見方】<1>身長・体重<2>投・打<3>出身中学<4>趣味<5>食べ物の好き嫌い<6>目標の選手 〔神戸版〕