40代3児の母「年賀状」をやめてみた。人間関係、年末の忙しさはどう変わった?
年末が近づくと気になるのが年賀状のこと。最近では「年賀状じまい」をする人も増えています。そこで、実際に年賀状をやめた人が感じたメリットとデメリットをご紹介。夫が単身赴任中のため、ワンオペで3人の子育て中のESSEオンラインライター・せのお愛さん(現在40代)が語ります。 【写真】年賀状をやめて感じたメリット
もっと身軽に生きるために「年賀状じまい」を決意
私が年賀状をやめたきっかけは、40代半ばでコロナ禍を経験し、自分の人生を見つめ直したことでした。人生も後半に入り、ものも人も多くは抱えられないし、無理に抱える必要もないと思うようになったのです。 もっと身軽に、気楽に生きるために3年前に「年賀状」を手放すことにしました。
年賀状をやめたメリット:「やることリスト」が減った
年賀状をやめたことで、年末の「やることリスト」が1つ減りました。 年賀状ハガキを買いに行く、年賀状用の子どもの写真を選ぶ、印刷する、一筆そえる、投函する…と、毎年かなりの時間を費やしていた私。年賀状をやめたことで、忙しい12月に時間と心の余裕ができたのは大きなメリットでした。 また、ハガキ代や印刷代がかからないので、金銭的にも負担が減りましたよ。
年賀状をやめて3年。人づき合いの変化は?
結論から言うと、年賀状をやめても人間関係に大きな変化はありませんでした。SNSの普及により、今は連絡を取る手段がたくさんありますよね。新年のあいさつや近況報告は、メールやLINEでもできます。これまでにちゃんと関係を築けている人とは、今もおつき合いが続いていますよ。 じつは夫も同じタイミングで年賀状を卒業したのですが、先日人づき合いについて聞いてみたところ、「なにも変わっていない」と言っていました。私と同じく、年賀状以外でやり取りをしているそうです。 年賀状だけに縛られないことが大切なのだと感じています。
年賀状をやめたデメリット:疎遠になってしまった人も
年賀状をやめたことで、疎遠になった人も何人かいます。ですがそれは、お互いに「わざわざ連絡を取るほどではない」から。残りの人生、今まわりにいてくれる人たちを大切にして生きていけばいいんだと考えています。
無理に年賀状やめなくてもいい。自分に合った選択を
私は年賀状をやめてよかったと思っていますが、やめることが正解だとは思っていません。年賀状を楽しむ余裕が、今の私にはなかっただけのこと。もちろん続ける選択もすてきだと思います。自分に合った選択ができるとよいですね。
せのお愛