「デカいだけじゃダメ」春高バレー3連覇を狙う駿台学園・川野琢磨(身長197cm)“異例の挑戦”とは?「石川祐希、高橋藍のように…将来は日本代表で」
経験をチームに還元する川野
意識の変化は、駿台学園に戻ってからの練習や試合でも活かされた。 苦手意識が先行したサーブレシーブは「無理に返そうとするのではなく、まずは失点しないことを意識してとにかく上げる」ことを心がけるうちに、少しずつ感覚を掴んだ。体幹や下半身を特に重視したトレーニングでは、ジャンプ力だけでなく、守備面の向上を感じられるようになったことに加え、点を取るスパイクのバリエーションも増えた。 「去年(高2)まではブロックを抜いて、コースに決める意識が強かったんですけど、今は(ブロックに)当てて飛ばすボールも増えた。ディフェンスでも足腰の踏ん張りがきくようになって、低い姿勢からも速く移動できるようになったので、新チームが始まった時と比べたら、バタバタしなくなった。今の自分がどれだけSVリーグで通用するか試してみたい、と思う気持ちも前より強くなりました」 将来は日本代表で世界と戦える選手になりたい。石川祐希選手のようにどんなボールも決めきれる選手に、いや、高橋藍選手のような守備もできて打てる選手になりたい。将来を見据えた目標も次々に出てくるが、その前に、高校最後にやり遂げるべきことが残っている。 「周りから『駿台は人がいっぱいいる』とか『中高一貫で強化している』とか言われるんですけど、僕らからすれば全然違う。中学で実績があっても、求められることができなければBチームに落とされるし、試合にも出られない。ウェイトや食事も専門家の人が指導してくれる素晴らしい環境でできているのは確かですけど、サボろうと思えばサボれる中、みんながみんな、日々努力しているので。だからこそ、自分たちが全国のどのチームよりも一番やってきた、という姿はちゃんと見せたいです」 3度目の春高をどう迎え、いかに戦い、どう終えるのか。 見せるのは「高さ」か「強さ」か。 頂点と未来、どちらも見据えた戦いが、間もなく始まる。
(「バレーボールPRESS」田中夕子 = 文)
【関連記事】
- 【画像】「めっちゃイケメン!」とSNSで話題の身長197cm高校生の素顔は?「かわいすぎるだろ…」石川祐希、高橋藍、西田有志など男子バレー日本代表の超レア幼少期&学生時代も見る
- 【あわせて読みたい】「悲鳴に近い歓声が…」春高バレーの歴史を変えた“無名の1年生エース”柳田将洋の出現…“天才セッター”関田誠大と悲願の全国制覇
- 【高橋藍の原点】「おかんのハンバーグが一番好き」高橋藍の母が涙ながらに明かした壮絶な子育て期「中学生になっても、新しい靴を買ってあげられなくて…」
- 【子育て秘話】“ヤンチャ坊主”西田有志を育てた肝っ玉母ちゃんとマジメな父「タバコ吸いたいなら吸え」悪さしてもバレーボールだけは一生懸命だった
- 【秘蔵写真】「横浜流星に似てる…!」SNSでバズだった高橋慶帆を20歳の姿を激写、春高バレーに出場した高校時代も見る!