この秋のキラーアイテム「薄手のレザージップブルゾン」5選
“猛残暑”と称された夏もようやく終わり、秋の洒落初めにオススメしたいのは、オヤジの大定番・レザーブルゾンです。とはいえ、タフなガチ系レザーではありません。まるでシャツのように羽織れる、ジップタイプの軽妙にして上品な一着。それがこの時期、すこぶる有用なキラーアイテムなのです。
「薄手のレザージップブルゾン」が豊作の今年は、まとめ買いの好機です
色や素材だけでなく、袖やポケットのデザインなど微差のバリエも楽しい薄手の革ジャン。旬の一着でありながら長く愛用できるアイテムでもあるゆえ、何枚あっても困りませんよ。
【1】 ブルネロ クチネリ/一生愛用したくなる極上クオリティ
グレインカーフレザーのヌバックに、軽いワックス加工を施し、ベルベットのような上品さに仕上げた絶品ブルゾン。胸ポケの下に添えられたつまみ縫いのアクセントもよく効いています。当然ながら着心地も極上です。
クラシカルなヘリンボーンコートとレイヤードして、ドレス&スポーティのミックススタイルに。しなやかさを極めたブルゾンゆえ、重ね着もノンストレスでこなせます。ダブルジップのブルゾンをインナー使いする際は、上下を均等に開けてジレ風なラインを意識するとスタイリッシュにこなせますよ。 ブルゾンは上と同じ。コート109万3400円、Tシャツ8万6900円、パンツ17万2700円、ベルト11万1100円/すべてブルネロ クチネリ、時計190万3000円/ゼニス
【2】 ジョルジオ ブラート/さり気な差別化が絶妙です
革職人の家系に生まれたイタリア人デザイナーによるブランド。ちょい上寄りに配されたフラップポケットやボタン留めのカフスなど、ディテールでさり気なく差別化を図っています。ストレッチの効いたラムレザーにシルクの裏地を張り着心地も極上に。
【3】 ディーゼル/ヴィンテージ加工が凝りに凝っています
ラムレザーにリアルなヴィンテージ加工を施し、ドライなタッチに仕上げた一着。ジッパーの持ち手をブランドイニシャルのD字形にするなど、ニクい小技も光っています。今回厳選した薄軽革ジャンのなかでもとりわけ軽量ゆえ、秋口からすぐ登板可能。
【4】 サンクノワール/実は襟裏にも仕掛けアリ
今季本格始動する日本発ブランド。ブラックのラムヌバックをメインに使いつつ、ジップやポケット周り、裾などを表革に切り替えてアクセントにしています。襟裏にも切り替えが施されているため、襟を立てれば後ろ姿も強印象に。ジャパンブランドらしく気が利いてます。
【5】 ウノ ピゥ ウノ ウグァーレ トレ/雪景色のなかに白レザーってのもオツです
ノーブルなホワイトラムレザーによる一着。シンプルなデザインとあいまって、スタイリッシュな装いを築けます。袖口はライダーズと同様のジップ式で、手元にも艶やかさを加味。冬の銀世界にも映えそうです。 2024年11月号より ※掲載商品はすべて税込み価格です 写真/人物・片桐史郎(TROLLEY)、静物・鈴木泰之(Studio Log) スタイリング/中西真也 ヘアメイク/古川 純 文/小曽根広光 編集/渡辺 豪(LEON)