【RISE】那須川龍心が王座奪取に自信「俺が獲るためにこの試合がある」、迎え撃つ王者・数島大陸は「1Rから潰しに行きたい」
2024年11月23日(土)東京・後楽園ホール『RISE 183』の前日計量&記者会見が、22日(金)都内にて14:00より行われた。 【写真】那須川は数島のグータッチを拒否して背を向けた メインイベントのフライ級(-51.5kg)タイトルマッチ3分5R無制限延長Rで対戦する、王者・数島大陸(及川道場)と挑戦者・同級1位の那須川龍心(TEAM TEPPEN/)は共に51.4kgで計量をパス。 続いての会見で挑戦者・那須川が「ここまで来るのに長かったような短かったような感じがしていますが、チームや会長とやってきたことを全てぶつけてフライ級のベルトを獲りに行こうと思います」と言えば、王者・数島は「明日は試合で見せるだけだと思うので。那須川選手も強いと思っているので、そんな簡単に勝てるとは思っていない中で圧倒して勝つことでフライ級のベルトと数島大陸の価値を上げられる。挑戦者のつもりで1Rから潰しに行きたいと思います」とそれぞれ意気込み。 自分の仕上がり具合を聞かれると、那須川は「仕上がりはこれ以上ないくらい仕上がった。今までで一番いい調整が出来ました。あと黒田(斗真)選手とか(田丸)辰選手とか本当に強い王者たちと調整してここまで来たので怖いものはないです」と胸を張る。 数島も「過去最高に仕上がったと思うし、(肌の)黒さもここ最近で一番仕上がったと思うので問題ないです」と、過去イチだと口をそろえた。数島の日焼けっぷりの感想を求められた那須川は「どうでもいいです」ときっぱり。 今回はタイトルマッチなので5R。何ラウンドに山が来ると予想しているかと聞かれると、那須川は「4、5Rじゃないですか。未知の領域なので。どういうメンタルで行けるのかどれくらいスタミナが行けるのかやってみないと分からない。自分は最初からぶっ飛ばすつもりで、1Rの最初から行くと思っているので5Rもたせるつもりはないです」と、最初から仕掛けていくとする。これに数島も「僕も1Rから見てもらえればいいかな」と、最初から山場が来るとした。 今回のタイトルマッチが、自分にとってどんな意味があるものかと問われると、那須川は「自分にとって、このベルトを獲ることによって出世試合になる。プロのベルトを獲ったことがないので、プロになって初めて挑むベルトがRISEのベルト。自分にとっての出世試合にするいい機会だと思っています」と、“出世試合”にしたいという。 対する数島は「タイトルマッチですが、タイトルマッチ以上に那須川龍心に勝つ価値の方が大きいと思うので、この試合をしかりクリアーすることで自分がもう1ランク上がれると思います」と、注目の大きい那須川の挑戦を退けることで自分が1ランク上がれる試合になるとした。 龍心の兄・天心はデビューから6戦目にしてRISE王座を奪取している。それを超える試合が出来るかと問われた龍心は「その試合を意識しているかと言ったらあまりしてないけれど、10年越し(天心が獲ったのは2015年)ということもあって、ここは俺が獲らないと行けないのかなと。獲るためにこの試合があると思っています」ときっぱり。 また、天心が10月にボクシングのベルトを巻いたことについて聞かれると「天心より先にベルトを獲りたかったのが本音。先に獲られてしまったんですが、先に獲ってくれたので自分も獲らないとダメだと思うし、比べられる部分もあるのでそこを超えていける試合をしたいですね」と、兄・天心を超えるような王座奪取劇を見せたいと語った。
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