新作エリアの「スノーワールド」

あしかがフラワーパークでは、2024年10月18日～2025年2月16日(日)の期間、500万球を超えるイルミネーションイベント「光の花の庭～Flower Fantasy2024-25」が開催。2022年に全国ランキング第1位にて日本三大イルミネーションに再認定された。また、2024年には全国6610人の夜景観光士によって優秀技術賞第1位に選ばれた。今回は、あしかがフラワーパークの今年のテーマや新作エリアであるスノーワールドについて担当者に話を聞いてみた。 【写真】新たにリニューアルしたフラワーキャッスル！ ――イルミネーションイベント「光の花の庭～Flower Fantasy2024-25」に関して、意図や狙い、目的、ターゲットなどについて教えてください。 もともとは花の少ないシーズンに新たなコンテンツとしてスタート。現在、10月中旬～11月下旬は花のライトアップとともにイルミネーションが楽しめます。12月はクリスマス、新年はニューイヤーと4カ月間のなかで3つのテーマを変え、複数回来園しても変化を感じることができます。お子様からご年配の方まで、親子3世代での来園も多くあり、幅広い世代から親しまれています。 ――本イベントのイチオシ、目玉となるものを教えてください。 当園のシンボルでもある「奇蹟の大藤」をはじめ、バラやスイレンなどが光の花としてご覧いただけます。その他、光の壁画や、イルミネーションとプロジェクションマッピングの融合、水に反射し光の量が2倍になるような水鏡演出など見どころは満載です。 ――新作エリア「スノーワールド」の見どころを教えてください。 光の壁画の中でもスノーマンやサンタの演出で特にお子様たちから人気の作品でした。今期はそれを大幅にリニューアルし、25メートルのイルミネーションタワーと連動したエリア一帯で演出するような作品となっています。クリスマスバージョンも予定しています。 ――第1回インターナショナルイルミネーションアワード2023において、イルミネーションイベント部門 優秀ストーリー賞 全国1位を獲得できた要因をどのように考えていますか。 当園はそれぞれがストーリー性を持っている作品が多いです。受賞前年の2022年に登場した光のバラ園では、120メートル続く光の壁画に旅する列車が登場し、さまざまな場所に訪れます。宇宙や花畑、舞踏会など音と光の演出が高い評価を頂けた要因だと考えています。 ――開催から3週間が経ちましたが、来場者の反響を教えてください。 今年も幅広い年代のお客様からお越しいただいています。やはり奇蹟の大藤の人気が高いですが、新作エリアのスノーワールドや、前年に登場した日本の四季も好評です。 ――読者へのメッセージをお願いします。 当園のイルミネーションは企画・施工を自社で行っています。花を育てるプロが創り上げる、光の花々の作品をぜひご覧ください。 ■シーズン中の3つのテーマを紹介！ テーマ1　10月18日～11月中旬 光と花のコラボレーション。期間限定の光とアメジストセージの融合が見どころ。 テーマ2　11月下旬～12月下旬 フラワーパークはクリスマスムード全開に。クリスマス期間限定の特別プログラム「クリスマスファンタジー」が登場。 テーマ3　1月1日(祝)～2月16日(日) ニューイヤーイルミネーションである、光と冬咲きボタンの共演。新年らしいイルミネーションの登場と、冬咲きボタンのライトアップが登場。ロウバイや寒紅梅など新春のお花のライトアップも見ることができる。 ■まだまだ終わらない！あしかがフラワーパークの注目スポット 光のふじのはな物語 4月中旬から5月中旬にかけて園内にある、うす紅藤(さくら色)・大藤(紫)・白藤(白)・きばな藤(黄色)の4色の藤が、まるで絵巻物のように移ろいながら咲く姿をイルミネーションで表現。水面に映りこむ幻想的な姿も同時に楽しめる。 みんなの地球 人間も動物も植物もみんなでひとつの「地球」というテーマで作成。地球の周りにいろいろな仲間たちが楽しく現れる。 光の睡蓮 夏から秋にかけて見頃を迎える睡蓮の花を、細部までこだわり再現させた「光の睡蓮」。水辺に浮く様は、まるで花の妖精たちが集まってくるような錯覚を感じさせられる輝きを放つ。 今年のイルミネーションは、あしかがフラワーパークを訪れてみてはいかが。 文=土屋梨夢