新潟知事「政府は目に見える成果を」 横田めぐみさん拉致から47年を前に
中学1年生だった横田めぐみさん(60)=拉致当時(13)=が新潟市内で北朝鮮に拉致されてから15日で47年になるのを前に、新潟県の花角英世知事は13日の定例記者会見で「政府は問題解決に全力で取り組み、目に見える成果を出してほしい」と要望した。毎年同じことを言っている状況について「残念なこと」とした。 北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党総書記と2019(令和元)年に会談したトランプ氏が米大統領に就任することにも触れ、「また(北朝鮮問題で)動いてくれるのではないかという期待はある」とした。 県としても「拉致問題を風化させないよう、県民意識を維持する取り組みを続けていく」と力を込めた。 一方、県が、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)で事故が起きた際の被ばく線量について、シミュレーション(予測)を行うことについて、知事は「県民の避難計画に対する信頼感につながればと考えている」と述べた。