スマホが原因? 二重あごをなくして、ストレートネックを解消するために試したい4つの方法は?
毒素を流す
リンパを流すこともキーポイントになる。「むくみが二重あごの原因になっている可能性もありますし、最終的には皮膚がたるむ原因にもなります」とオーレリア・デル・ソルは指摘する。「リンパとは毒素を排出し、免疫システムを向上させ、肌質を改善するための回路なのです」。放っておいて自然に活性化されることはなく、滞ることもあるのでリンパがよく流れるように気を配るべきなのだ。 リンパを流すにはまず鎖骨の上の窪みに沿ってもむ。深呼吸をしながら行うと効果的だ。鎖骨のマッサージが終わったら首筋に沿って下から上に向かってマッサージし、次にあごのラインをマッサージ。耳の下方をもんだら、最後に手のひらで首をやさしくなでる。ネックラインのお手入れ自体も忘れずに。ネッククリーム、あるいはバイオセルロースを使用したTALIKA paris(タリカパリ)のネックパッチなどを使えば、引き締めながら保湿し、コラーゲン生成が促進される。
プロの手を借りる
熟練したプロの手にお任せしたい人にパリのアドレスをご紹介しよう。「Lanqi Paris(ランキパリ)」では翡翠ローラーと牛角でフェイスラインを整えてリフトアップする「Harmonie Chi(アルモニ・シ)」コースを用意している。(1時間98ユーロ)。 一方、手技によるマッサージ、かっさ、電気刺激を組み合わせて顔の輪郭を整える「Sharpen(シャープン)」コースがあるのは、ロンドンとパリに店舗を構える「Face Stellar(フェイス・ステラ)」だ。くすみやたるみにも効果がある。(55分90ユーロ)。 口腔内マッサージを試してみたい人は「Seasonly(シーズンリー」へ。口を中と外からマッサージし、筋肉の緊張を深部からほぐす。二重あご解消効果がある。(30分80ユーロ)。
ダンサーの姿勢
バレリーナの立ち姿は素敵だ。理学療法士のジョスリーヌ・ロランによれば、そんな姿勢になるには背中の筋肉を鍛えて強くすることが最も重要だそう。ずっと座って仕事をする人にも背中の筋肉の強化は大切だ。1時間ごとに立ち上がり、壁に背中をつけて立ってみよう。かかと、お尻、肩、頭が壁についてなければいけない。「さて、その姿勢でずっと立っていられますか? ずっと座っている生活をしていて前傾姿勢でいることが多い人にとっては、この姿勢が自然にできるものでも簡単ではないことにも気付くでしょう。年をとればとるほど、姿勢を保つのが大変になります」。もうひとつのエクササイズはうつぶせになり、息を吐きながら頭と腕、脚を上げる。これで体幹が鍛えられる。あとは肩甲骨だ。「肩甲骨が自分には見えないからといって、ないがしろにしていいわけではありません。身体を支えるために必要不可欠な部位です」とジョスリーヌ。鉛筆を挟むイメージで肩甲骨同士を寄せてみよう。ただし腕は曲げずにだらんと垂らしておくこと。ピラティスでも肩甲骨が動くことが重視される。 text : Justine Feutry & Laurence Negroni-Nikitine (madame.lefigaro.fr)