明徳義塾 選手紹介/6 竹下慶選手/寺尾虎太朗選手 /高知
<センバツ2020> ◇声でチーム盛り上げ 竹下慶選手(2年) 攻守においてバランスの取れた内野手。チームの元気印で練習中も声で盛り上げる。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 小学6年の時、ソフトバンクジュニアのメンバーに選ばれた。その練習中に出会ったソフトバンクの松田宣浩選手は憧れの選手。常に明るくチームの雰囲気を良くする姿を参考にしている。 明徳義塾に進学してノックの厳しさに驚いたが「イレギュラーをしても捕れるようになった」と守備力の向上を感じている。レベルの高い選手が集まり、レギュラー争いも激しいが、チームメートとは「ライバルでありながらアドバイスし合えている」と語る。 「打ってほしい時に1本出せるようなバッターでありたい」。仲間と切磋琢磨(せっさたくま)しながら活躍の機会をうかがっている。 ◇代打に備え技術磨く 寺尾虎太朗選手(2年) パンチ力のあるバッティングが持ち味の代打の切り札。チャンスに備えて技術を磨いている。 高知市出身。幼い頃から県内で圧倒的な強さを誇る明徳義塾に「強くてかっこいい」というイメージを持っていた。中学から進学。慣れない寮生活に苦しむ時期もあったが、両親からの手紙を心の支えに練習に励んだ。 センバツ出場決定後、打撃の調子を落とし、飛距離が伸びなくなった。開幕が近づく中で焦燥感にも駆られたが、減量に取り組み、仲間の助言を受けることで少しずつ調子を取り戻している。 明徳義塾の選手として甲子園に出ることは元高校球児の父の夢でもあった。「自分が試合に出る機会は土壇場のいいところ」。果たすべき役割は分かっている。