【日本株】低PBRで“株価が割安”なおすすめ2銘柄!アナリストの注目は、主力製品が好調で営業利益3.8倍の「日創プロニティ」、次世代EV開発が話題の「ホンダ」
【日本株】株式市場で注目される「低PBR株」の中で、アナリストが注目する2銘柄を紹介! 次世代EV開発を進める「ホンダ」、M&Aで高成長を続ける「日創プロニティ」に注目! 【図版】注目される「低PBR株」は? ●世界的な大企業でありながらPBR0.55倍の「ホンダ」や、 PBR0.53倍で業績絶好調の「日創プロニティ」に注目! いま、株式市場でもっとも注目されている指標がPBRだ。昨年までは、TOPIX構成銘柄の約半数がPBR1倍を割り込むなど、株価が割安に放置されている銘柄が多かった。停滞する日本株市場を改革するため、東証は低PBR企業に改善策を要請。この要請を受けて、株主還元策の強化や収益力向上のための施策を実施する企業が増えたのだ。 これまで改革に取り組んだ企業が大きく買われていることから、低PBR株への注目度が高まっている。今後も低PBR株の中から、株価が大幅に上昇する銘柄が出る可能性は高い。そこで、以下では多くのアナリストが注目株として名前を挙げた、おすすめの「低PBR株」の2銘柄を紹介しよう(※株価などのデータは8月6日時点。8月は株価の乱高下が激しかったため、6日時点の株価と最新の株価が乖離している場合もある。投資する際には最新の株価を必ず確認してほしい)。 一つ目の銘柄は、PBR0.55倍のホンダ(7267)だ。 ホンダは世界トップの二輪車メーカーで四輪でも世界7位。カナダで次世代EV工場を建設するなど、EVへのシフトを図る。ソニーと折半出資でソニー・ホンダモビリティを設立し、高付加価値型EV「AFEELA」を開発中だ。 「米国を中心にEV需要の一服で、ハイブリッド車の人気が高まっています。北米での販売増による挽回生産が期待できるため、業績予想は保守的と言えます」(こころトレード研究所の坂本慎太郎さん) また、山和証券の志田憲太郎さんは「競争力の高いハイブリッド車の販売好調で収益性が向上。PBR1倍割れ改善のため、資本構成の見直しやEVへの資源投入などの施策を発表」した点を評価している。 続いて紹介するのは、PBR0.53倍の日創プロニティ(3440)だ。 日創プロニティは金属加工事業を展開し、幅広い業界に金属製品を提供する企業。主力の金属加工事業の金属サンドイッチパネルや、太陽電池アレイ支持架台の販売が絶好調。今期の売上高は28%増、営業利益は3.8倍となる見通しだ。 プライコムリサーチの松尾範久さんは「通期見通しは慎重だが、第3四半期発表時点での進捗率が高いため、業績の上方修正が期待できる。受注好調で、来期も業績拡大が続く見通し」と、先行きを好感する。 また、フェアトレードの田村祐一さんは「積極的なM&Aによって中長期での業績拡大が期待できます。直近四半期決算の発表後に株価は調整しており、今が押し目買いのチャンスです」と見ている。
ザイ編集部
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