全国いちご選手権、秩父市の「ただかね農園」が3年連続優勝
3位は奈良市にある萩原いちご農園の「古都華」。経営者は、萩原健司さん。「古都華」は、濃いルビー色、宝石のように美しく、奈良県を代表する希少品種。糖度が高く、酸味も強い濃厚なあじわいが特徴。 萩原さんは、新規就農者を積極的に受け入れ、「古都華」と共に若手農家を育てるリーダー的存在だ。
表彰式では、今年創業100周年を迎えた「コロンバン」が、7月19日に「コロンバン原宿サロン」をオープンすること、そして同サロンで来年1月以降展開予定の「いちごフェア」で提供が始まる「アフタヌーンティーセット」(販売価格は7000円から8000円の予定)のお披露目が行われた。 「アフタヌーンティーセット」の中段は「あまりんのデザート」で、「いちご選手権」3連覇の品種「あまりん」を使ったショートケーキなど5種類のデザートから顧客が3種類を選択することになる。 上段は「いちごを際立たせる」、下段は「いちごのじゃまをしない」品が入る。全体として、フランス伝統菓子を現代日本向けにアレンジし、いちごを引き立てる構成となっている。 「コロンバン」は、「ショートケーキ」の生みの親として知られている。ショートケーキは創業者・門倉國輝が渡仏し、本格的なフランス菓子の製法を究め、日本人向けに考案した日本独自のケーキである。「アフタヌーンティーセット」の解説をした「コロンバン」のテクニカルプロデューサーの大野龍男さんは、ショートケーキについては「和製フランス菓子ですね」と言う。 大野さんは、門倉國輝氏から直接指導を受けたことがあり、「きびしく、そしてやさしい方でした」と振り返っていた。