魚介消費量が過去最低に…なぜ? 高齢者も昼からカルビ みなさん魚食べてますか?
日テレNEWS NNN
魚好きな人にとっては意外かもしれませんが、実はいま、日本での魚介類の消費量が過去最低となっています。なぜなのでしょうか。 ◇ カルビが看板、東京・小平市の焼き肉店、ワンカルビ花小金井店。 ──お味いかがですか?
お客さん(70代) 「最高や」 ランチタイムから肉を食べるパワフルな70代。 お客さん(70代) 「エネルギーの補充。パワーのもと」 食べ放題がウリのこの店では… ワン・ダイニング 関東ブロック長 梅本龍太郎さん 「シニア層のお客さまも徐々に増えている」
“肉食シニア”が増える一方… お客さん(60代) 「“お魚が週2回くらい”で、あとはお肉かな。肉食です、すごい」 お魚大国日本は、もはや過去のことなのでしょうか。
先週公表された「水産白書」によると、1人あたり魚介類の年間消費量は、2001年度の約40キロをピークに下がり続け、2011年度に肉類の消費量が逆転。 2022年度はピーク時の半分ほどの22キロにまで減少し、調査を始めた1960年以来“過去最低”となったのです。
ちなみにこの量をブリで例えると、ピーク時は1人年間で6本食べていたのが3本に減ったことに…(約40キロはブリ6本相当、22キロはブリ3本相当 つじ半日本橋本店による) この結果について、東京・中央区の海鮮丼専門店は… 日本橋海鮮丼 つじ半 野口淳平店長 「(年間22キロは)ちょっと少ないですね。正直寂しいです」
ウニやイクラやカニなどをぜいたくに使った海鮮丼(ぜいたく丼 松 2200円)を提供するこちらのお店。
ランチライムはすぐ満席となりますが、お客さんの8割から9割が“インバウンド”。 日本人のお客さんも、普段の外食は… お客さん(30代) 「(魚は)あんまり食べない。お肉が多くなる気がします」 外国人に魚が人気な一方、日本人に進む“魚離れ”。 ◇ 実際のところ、1週間に何日魚を食べているのか、東京・有楽町で100人に聞いてみました。 週1~2日 介護職(50代) 「週2回くらい。あんまり食べる機会がない。(家族は)お肉のほうがみんな喜びますね」