昨年度優勝者の岩﨑亜久竜、今季4勝の平田憲聖、日本オープン前日に何を語る?
いよいよ明日から開催される日本オープン選手権(7251Y・P70)。昨年は岩﨑亜久竜が最終日に見事な追い上げを見せて優勝。日本一を決める大会というだけあって、出場選手にはそうそうたる顔ぶれがズラり。ディフェンディングチャンピオンとして今大会に挑む岩﨑亜久竜と、メジャー2勝目を目指す平田憲聖の会見をお届けしよう。 昨年の覇者・岩﨑亜久竜の2024年ドライバー正面連続写真(撮影/姉崎正)
岩﨑「出るからには優勝を目指したい」
昨年の日本オープンは、プロ初優勝という記念すべき大会となった岩﨑。「4日目の8番、9番ホールで連続バーディを獲れたことで流れが良くなった印象があります」と振り返る。 「当時は優勝したことが嬉しくてあまり実感がなくて、昨日(8日)のチャンピオンズディナーに参加したときに改めて大会の歴史と伝統を感じましたし、昨年優勝できてよかったなと実感しました。乾杯の挨拶をしないといけなかったのに全然考えてなくて、直前にトイレで“乾杯・挨拶”で検索しました(笑)」とお茶目な一面を見せた。 その挨拶も「めちゃくちゃ緊張していたし、3分と言われていたのに全然足りず“グラスをお持ちください”のときにまだまだ注ぎ終わってなくて。司会の方にもう少し話してくださいと言われました」と笑いながら明かしたが、そんな経験もいい思い出として残る一夜となったに違いない。 岩﨑といえば、今年のANAオープンを制した選手であるが、その前週のシンハンドンヘでは首痛のため棄権していた。その後、“痛み”とはいかないまでも首の違和感が続いていたようで「先週はトレーナーさんのところへ行ってケアとトレーニングをして調整していました。練習もしっかりしたし首も良くなったので万全の状態で挑めそう」とのこと。 ANAオープンで優勝、先週のバンテリン東海クラシックでは5位と、「いい感じの調子が続いている」という岩﨑は「ラフが長くてグリーンも小さいうえに傾斜も強くて。セッティングがかなり難しいのでうまく対応していきたいです。毎年開催コースが変わっているのもあって連覇は難しいと思うけど、出るからには優勝を目指して頑張りたい」と意気込みを見せた。 多くのプロ“難しい”と話す東京ゴルフ倶楽部をディフェンディングチャンピオンとして攻略していくのか注目だ。 初日は11時55分に1番ホールからPGA賞金ランキング6位のアダム・スコットと、日本アマを16歳で制した松山茉生とスタートする。