石川遼は新パターをテスト「肝心なのはスピード感」 大会3勝目と逆転賞金王へ
◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 練習日(26日、東京よみうりCC=7002ヤード、パー70) 3年連続15度目の出場となる2015、19年大会覇者の石川遼(カシオ)はアウト9ホールを清水大成(ロピア)と回った。今大会から6番パー5が改修された。グリーンを昨年より手前に新設し、22ヤード短い519ヤード。距離は短縮になるが、傾斜と起伏がきつい新グリーンは、左にはバンカー、右側にはグラスバンカーが待ち受ける。この日はグリーン左奥に2オン。「めっちゃおもしろかった。グリーンが難しい。今後難しくなる要素がめちゃくちゃ詰まっているホールじゃないかな」と語った。 4位だった前週のカシオワールドオープンは、オデッセイのホワイトホット2ボールのセンターシャフトモデルでプレーした。この日はAiトライビーム2ボールに太めのグリップを装着したものをテストした。シャフトはスチールとカーボンの複合で色はブルー。「肝心なのはスピード感。今週に関しては特に、スピードを合わせていかないと入るパットも入らないので」。28日の開幕まで調整を続けていく。 今季優勝者ら30人による最終戦に、2勝を挙げて乗り込んだ。「ここに来られることで、ご褒美をいただいているという感じはある。心の底から楽しみたいし、楽しむためには自分のやるべきことをやらなきゃいけない」。賞金ランクは6位で、逆転キングへ優勝が絶対条件。目の前の一打に集中し、大会3勝目へ歩みを進める。
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