大失敗!? 冬の海外移籍で苦しんだ日本人選手(8)移籍先に恵まれず…。1年半で5度の監督交代
2025年となり欧州主要リーグの冬の移籍市場が開幕した。Jリーグがオフシーズンのこの時期で日本から海外に移籍する選手もいるが、欧州のクラブがシーズン途中のこのタイミングでの加入は難しく、適応に苦戦することは珍しくない。今回は、冬の海外移籍で失敗した日本人選手を厳選して紹介する。
MF:三竿健斗 生年月日:1996年4月16日 移籍先:鹿島アントラーズ→サンタ・クララ(ポルトガル) 移籍日:2022年12月22日 鹿島アントラーズで23歳という若さで最年少キャプテンに就任した経験がある三竿健斗にとって、欧州での挑戦は難しいものとなった。 2022/23シーズンの冬の移籍市場で守田英正も所属していたことで知られるサンタ・クララへと完全移籍したが、当時のクラブは絶不調。三竿が加入してからの初勝利は2023年5月と、約半年間も勝利に恵まれることなく、彼が先発出場した12試合で2分10敗と最悪なものだった。 2023年夏に移籍したベルギーのルーヴェンでは、怪我の影響で開幕5試合を欠場。この怪我から復帰して以降はスタメン起用が続いたが、12月にアキレス腱を負傷すると序列を下げる。彼が離脱していた期間に11月から監督を務めていたオスカル・ガルシア体制での序列が固まってしまい、2024年2月に復帰して以降はレギュラーに返り咲くことができなかった。 サンタ・クララとルーヴェンの2クラブ合わせて5度の監督交代(暫定体制を含む)を経験したことからもわかるように、両クラブともに不調に悩まされていた。残留争いのクラブでプレーすることは監督交代が頻繫に行われるため、序列を維持することも難しく、2023/24シーズン終了後の2024年7月15日に古巣である鹿島アントラーズに1年半ぶりの復帰を果たした。
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