FA待たずメジャー志願も…ポスティング失敗の歴代選手(4)自由契約を選び”MLB入り”
近年のプロ野球界では、傑出の数字を残した選手がポスティングシステムを行使し、MLB入りする例も多い。一方で、同システムでのメジャー挑戦を希望するも、叶わなかった選手が存在する。そこで今回は、ポスティング申請での移籍が出来なかった一流選手を紹介する。
入来祐作
投打:右投右打 身長/体重:174cm/80kg 生年月日:1972年8月13日 経歴:PL学園高 - 亜細亜大 - 本田技研 ドラフト:1996年ドラフト1位 読売ジャイアンツ時代には最高勝率のタイトルを獲得した入来祐作。ポスティングシステムでのメジャー移籍こそ実現しなかったが、結果的にMLB入りを果たしている。 大阪屈指の強豪校だったPL学園高校に入学した入来。しかし、当時は上宮高校など強力なライバル校の壁に阻まれ、甲子園出場は叶わなかった。 しかし、ポテンシャルの高さを評価されてドラフト1位で巨人に入団。高卒5年目となる2001年にキャリアハイを大幅に更新する13勝をマークし、最高勝率(.765)に輝いた。 2003年には北海道日本ハムファイターズにトレード移籍。2年間プレーしたのち、2005年オフにポスティングシステムを申請。しかし、ポスティングでの入札球団は現れなかったため自由契約を選び、ニューヨーク・メッツに入団した。 その後はマイナーリーグでプレーを続けたが、メジャー昇格を果たせないまま帰国。最後は横浜ベイスターズで現役生活を終えた。
ベースボールチャンネル編集部