移籍するべき!? Jリーグ、未だ出場0の逸材(6)ベンチ入りすらなし…。降格圏クラブで悩む若きMF
明治安田Jリーグもシーズン後半戦を迎え、各地でし烈な戦いが巻き起こっている。その一方でシーズンの半分を過ぎても試合にほとんど出られていない選手もいる。とくに若手の選手は出場機会を得られないと今後のキャリアに影響が出るため、気が気ではないだろう。今回はJリーグで出番がない23歳以下の若手をピックアップして紹介する。(成績は『transfermarkt』参照)
MF:渡邉綾平(わたなべ・りょうへい) 生年月日:2002年2月8日 所属クラブ:サガン鳥栖 2023シーズン成績:出場なし 前橋育英高校出身の渡邉綾平は高校時代からその才能を発揮し、高校3年次には背番号10を背負い中盤、そしてチームの要として君臨していた。法政大学に進学した後も副キャプテンを務め、今季からサガン鳥栖へと加入することが決まった。 大卒ルーキーとしてデビューシーズンからの活躍が期待されていた渡邉だったが、1年目から活躍することは出来なかった。リーグ戦の出場どころか未だにベンチ入りすら経験しておらず、ここまでは天皇杯とYBCルヴァンカップの3試合のみの出場となっている。 鳥栖は8月19日現在、勝ち点24の19位と降格圏に沈んでいる。チーム状況が苦しい上に手塚康平や菊地泰智など中盤のレギュラーを務めてきた選手たちがことごとく退団し、台所事情にも苦労している。 しかし、この現状は渡邉にとっては大チャンスだ。同ポジションの清武弘嗣というスター選手からたくさんのことを吸収し、持ち前のハードワークと献身性で、チームに貢献できる選手に成長していきたいところだ。
フットボールチャンネル