ココが違う! W杯最終予選「アジア5強」から「日本1強」となれたワケ
W杯アジア予選、日本は大勝でスタート
2026年のサッカーW杯出場権を懸けたアジア最終予選が開幕。日本代表は初戦で中国に7対0、2戦目でバーレーンに5対0とともに圧勝。幸先の良いスタートを切った。 小泉進次郎「低所得者を狙った大増税」改革が危険すぎる! 最終予選は18か国が6か国ずつ3グループに分かれてホーム&アウェーのリーグ戦を行い、各組上位2チームがW杯出場権を獲得。3位と4位は4次予選、さらに大陸間プレーオフに回ることになっている。 日本は最終予選のC組に入ったが、この組は「死の組」とも言われていた。というのも、2022年のカタールW杯にアジア代表として出場した6ヵ国のうち、日本、サウジアラビア、オーストラリアの3ヵ国が入っているからだ。ちなみに、この3か国は前回の最終予選でも同一組となった“因縁の相手”でもある。 9月の2試合では、日本はC組の中ではランキングが下の格下2チームと対戦した。だが、9月は日本代表にとって“鬼門”でもあった。前回、前々回の最終予選ではやはり9月に行われた初戦を落としていたからだ。
コンディションは最悪だった
日本代表選手のほとんどは欧州のクラブで活躍しているが、9月は各国リーグが開幕したばかりで、選手たちのコンディションが上がり切っていない。しかも、移籍して新しいクラブで戦う選手もいれば、監督が交代したクラブもあり、選手たちは代表の活動に集中できないのだ。 そんな状態の選手たちが、日本まで長距離移動を強いられる。日曜日の夜(日本時間で月曜日未明)に欧州で試合があった選手は、試合終了後すぐに移動しても、到着は月曜日の夜がギリギリだから、日本代表は全体練習もほとんどできないまま試合に臨混せざるを得ない。 一方、対戦相手は長期合宿を行って、万全の状態で来日する。 たとえば、今回の初戦の対戦相手国、中国は、遼寧省・大連市で約2週間の合宿を行い、試合の3日前に日本に乗り込んできた。大連からなら短距離の移動ですむので、ホームの日本よりはるかに良いコンディションで試合に臨めるわけだ。 さらに、中国戦を終えた日本代表はすぐに空港に移動して、チャーター便でバーレーンに向った。アラビア湾(ペルシャ湾)に面したバーレーンは、9月には最高気温が37~38度に達し、しかも湿度も高いので最悪のコンディションとなる。 前回のカタールW杯最終予選はコロナ禍のため進行が遅れ、2021年9月に行われたが、開幕戦の日本は非常に動きが悪く、オマーンにホームで敗れてしまった。