【鹿児島県 2023年版】 夏の絶景・風物詩10選 「甑島」ピンクの花が咲き誇るカノコユリの島
◆豊玉姫神社の水車からくり
「水車からくり」は水車を動力として人形を動かす、南薩摩に伝わる伝統芸能。南九州市知覧町にある「豊玉姫神社」では毎年7月に「六月灯」という夏祭りが開催され、水車からくり人形の演目が上演される。水車からくり人形は水車のある水路が完成した江戸時代から始まったといわれており、全国でも見られるのは鹿児島県のみ。 演目は毎年替わり、2024年は「浦島太郎」を上演予定。約30~40センチメートルの人形たちが前後左右に動き回るだけでなく、首を振ったり両手両足を器用に動かしたりする様は、とても水の力で動いているとは思えないような細やかな所作だ。 また今年は、伝統の神楽舞「浦安の舞」が16年ぶりに奉納されるという。 開催日:毎年7月9日、10日 豊玉姫神社の水車からくり人形(とよたまひめじんじゃのすいしゃからくり) 所在地 鹿児島県南九州市知覧町郡16510 豊玉姫神社
◆猿ヶ城渓谷のキャニオニング
猿ヶ城渓谷は豊富な緑と壮大な岩盤、透明度の高い川水を誇る、神秘的な雰囲気が漂う渓谷。この渓谷内ではキャニオニングを体験することができ、清流に身をゆだねながら大自然を満喫できる。 猿ヶ城渓谷は、「大隅半島の尾根」といわれる高隈山の麓に位置しており、豊かな森から流れる清らかな水と、花崗岩の奇岩・巨岩が美しく、沢登りや川遊びも楽しめる避暑地に最適な場所。 キャニオニングは、そんな大自然を全身で体感できるアクティビティ。心も体もリフレッシュすることができる。 猿ヶ城渓谷のキャニオニング(さるがじょうけいこくのキャニオニング) 所在地 鹿児島県垂水市新御堂1344-1
◆黒潮の森 マングローブパーク
手つかずの自然が多く残る奄美市の中でも、ぜひおすすめしたいのがマングローブの森。 「黒潮の森マングローブパーク」はアカヒゲ・ルリカケス などの国指定の天然記念物や特別天然記念物 アマミノクロウサギ が生息する、水と緑に囲まれた自然豊かな住用町にあり、奄美空港から車で70分ほど。カヌー体験をはじめ、さまざまなアクティビティを楽しむことができる。 雄大なマングローブ原生林は、太平洋に面した住用湾の河口に広がっており、特に干潮の時間帯にはさまざまな動物たちが姿を現す。マングローブのトンネルはとても神秘的で、貴重な動植物たちを間近に見ながらのカヌー体験はかけがえのない体験に。 黒潮の森 マングローブパーク(くろしおのもり マングローブパーク) 所在地 鹿児島県奄美市住用町石原478番地