マーベル&スター・ウォーズ、史上最大規模でサプライズ連続 「D23 2024」会場レポート
ラストは、配信間近の「アガサ・オール・アロング」(9月19日配信開始)からアガサ役キャスリン・ハーンをはじめとする魔女キャストが登場し、映画『アナと雪の女王』の作詞・作曲コンビで知られるクリステン・アンダーソン=ロペス&ロバート・ロペス書き下ろしの新曲「The Ballad of the Witches' Road」を生歌唱。ドラマにぴったりなダークなトーンの楽曲で会場を魅了し、魔女の到来を予告した。 会場の展示ブースでは、ドラマ「ロキ」や映画『デッドプール&ウルヴァリン』に登場したTVA(時間変異取締局)を再現した巨大な体験型アトラクションが登場。組織内を歩きながら、過去のMCU作品から最新作「アガサ・オール・アロング」までのコスチューム展示、さらに、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズに登場するロケットと実際に会話ができるインタラクティブな仕掛けも用意されていた。
ルーカスフィルム
『スター・ウォーズ』の新たな劇場映画を製作中のルーカスフィルムは、第1弾となる『マンダロリアン&グローグー』(2026年5月22日全米公開)から監督のジョン・ファヴローと、プロデューサーのデイヴ・フィローニが登場。クランクインしたばかりの同作から初映像が公開され、主人公マンダロリアンの愛機レイザー・クレストの復活を示唆するコックピットシーンや、ホスを彷彿させる雪の惑星での戦いの一部が明らかになった。 ドラマシリーズからは、12月4日配信の最新作「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」でジェダイを演じるジュード・ロウが登場。会場では、『グーニーズ』を彷彿させる世界観の中で、4人の子供たちがくり広げる大冒険の一部が公開され、ジュードふんするジェダイが登場すると大きな歓声があがった。
さらに、来年配信予定の「キャシアン・アンドー」シーズン2から主演のディエゴ・ルナがステージに登場。制作中の本編シーンを切り取ったフッテージ映像が、会場限定で初公開された。シーズン1以上にサスペンスフルな展開を予感させる映像では、キャシアン・アンドーの相棒で知られるドロイドのK-2SOや、同作から直結する映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』で暗躍した帝国軍の将校オーソン・クレニック(ベン・メンデルソーン)も登場することが明らかになった。 展示会場では、「マンダロリアン」などの撮影で使用されているインダストリアル・ライト&マジック(ILM)の最新技術「ステージクラフト」実演ブースが登場。撮影と同じサイズのLEDスクリーンとクレーンカメラが組み立てられ、役者がLEDスクリーンの前でどのように演技しているのか、「オビ=ワン・ケノービ」の劇中映像を用いたプレゼンテーションが行われた。
このほか、「D23」では世界各国のディズニーパークに関する最新情報を発表するショーケースも行われ、「アベンジャーズ・キャンパス」に建設される新アトラクション「スターク・フライト・ラボ(原題)/ Stark Flight Lab」でロバート・ダウニー・Jrがトニー・スタークを再演することが明らかに。『スター・ウォーズ』関連では、「スター・ウォーズ:ギャラクシーズ・エッジ」のアトラクション「ミレニアム・ファルコン:スマグラーズ・ラン」に、『マンダロリアン&グローグー』をテーマにした新コースが追加させることが発表された。