カプレーゼの拡大解釈、定期的なSNSバズも…モッツァレラチーズは家庭にいかに定着したのか?
■“桃×モッツァレラ”の大バズでカプレーゼの定義が拡大「まだまだ伸びしろはある」
昨今ではユーザー発信でSNSでのバズレシピが生み出され、さらにモッツァレラチーズの楽しみ方が広がってきているという。 「古くから、モッツァレラの王道料理だったカプレーゼですが、昨今その定義が広がってきています。定番のトマトだけでなく、夏は桃カプレーゼ、秋は柿カプレーゼ、春は苺カプレーゼ。季節のフルーツとモッツアレラの組み合わせが、SNSで頻繁にバズっているのを見かけます。果物だけではなく、マグロなどの魚介と合わせるなど、さまざまな形で楽しまれています」 『フレッシュモッツァレラ』が発売されて25年目の節目を迎え、今後もモッツァレラチーズのさらなる拡大に向けて取り組んでいくという伊佐地さん。 「共働き世帯が増え、お客様のニーズとしては『美味しいものを作りたい』と『簡単・時短がいい』ニーズが常に共存しています。『美味しいもの』を作るなかで、その手間をいかにショートカットできるかが重要で、モッツァレラはそのニーズを叶えられる商品です。特に『バジルフレッシュモッツァレラ』のような”味つき”シリーズを育成することで、さらに購買を増やせると考えています。購買データによると、実はモッツァレラチーズは日本全体の約1割程度にしか届いてないそうです。でも外食では約9割の方が食べたことがあるものなので、まだまだ伸びしろはあります。モッツァレラの楽しみ方を伝え続けていきたいと思います」