【全文】佳子さま29歳の誕生日「誰もが幅広い選択肢を」
「佳子内親王殿下のご印象(ペルーご訪問を終えて)」
「少年の主張全国大会」にご臨席になり、その後、出場した中学生と懇談されました。それぞれの発表者の経験や思い、社会に伝えたいことを、しっかりと受け止めていらっしゃるご様子でした。 【12月】みどり豊かなまちづくりの取組を進める催しである「みどりの『わ』交流のつどい-都市の緑三賞表彰式-」にご臨席になり、その後、受賞者と交流されました。受賞した取組には、幅広い人々が参加でき、楽しめる工夫、みどりに関する新しい技術などが取り入れられていました。みどりを通じて人と人とがつながり、都市の緑化や人々の交流の輪が広がっていくことをお感じになったそうです。 岡山放送株式会社の関係者から、同社がろう者とともに30年にわたり作り続けてきた手話放送の取組について、説明を受けられました。「情報から誰一人取り残されない」ことを目指して、誰もが情報を得たり、楽しんだりできるよう、工夫を重ねながら独自の取組を続けていることを、熱心にお聞きになりました。
【まとめ】以上、ご活動の一部をご紹介しましたが、このほかにも、展覧会、競技会、フェスティバルにいらっしゃったこと、秋篠宮邸で海外から来られた方々とお会いになったことなどがありました。それぞれの催しやお会いになった方々のことを、折に触れて思い出していらっしゃると伺っております。 佳子内親王殿下は、この1年間も、1つ1つのご活動に心を込めて取り組まれました。ご活動を通して、関係者それぞれの思いを感じられるとともに、これまでの努力に敬意を持っておられることを伺っております。また、催しの準備に当たられた方々、お会いになった方々、お迎えくださった方々、様々な形で支えてくださった方々や心を寄せてくださった方々へ、感謝の気持ちを持ち続けていらっしゃいます。 佳子内親王殿下は、これまでと同様に、誰もが安心して暮らせる社会になることを、誰もがより幅広い選択肢を持てる社会になることを、そしてこれらがあたりまえの社会になることを願ってこられ、ご活動の際にも、この思いを胸に、取り組まれています。 【お写真と映像の概要】本年のお誕生日にむけた撮影では、お振袖をお召しになりました。お振袖は、浅葱色(青系統の伝統色)とクリーム色のぼかし染めに、流水や松、菊などの文様が描かれています。帯は金地の七宝華紋柄(円が連なった文様と花の文様の組合せ)で、帯締めと帯揚げは茜色(赤系統の伝統色)です。撮影は、12月初旬に赤坂御用地内で行われました。気温は低かったものの、とてもよいお天気で、広がる青空を背景に、木々が黄色や赤色に色づき始めていました。