「アダンの帽子」がグランプリ あまみハンドメイド大賞 奄美群島から38作品集う
奄美のものづくり作家が集う「第9回あまみハンドメイド大賞」(鹿児島県奄美市、しーま共催)の審査会がこのほど、奄美市名瀬の産業支援拠点施設「WorkStyleLab(ワークスタイルラボ)」であった。奄美群島のハンドメード作家30人から38作品が集まり、グランプリには速形智江さん(瀬戸内町)の「アダンの帽子」が選ばれた。 コンテストは奄美のハンドメード作家の発掘・飛躍が目的で、市と連携協定を結ぶGMOペパボ(本社東京都)が運営するインターネット上のハンドメードマーケット大手「minne(ミンネ)」が協力。
奄美群島在住で奄美の自然、豊かさ、時間を表現した作品であることとオリジナルのハンドメード作品であることがエントリー基準で、奄美大島のほか、徳之島、沖永良部島、与論島から応募があった。 グランプリを受賞した速形さんの作品は、アダンの葉を乾燥させ、なめして手作業で編んだ帽子。乱れが一切ない編みの技術と緻密な美しさに高い評価が集まった。 受賞作品は5日まで、ワークスタイルラボで展示する。また、奄美市長賞を受賞した作品は副賞として、ミンネのハンドメードマーケットへ出店される。
奄美の南海日日新聞