【企画力】二流の企画は「見る人がいる」ことを前提にする、では一流の企画は?
● テレビとYouTubeの決定的な違い テレビはどこの家でも見られるメディアで、以前は、誰かが家にいるときは、常につけっ放しが当たり前だった。 長きにわたって“娯楽の王様”だったからこそ、テレビの構成作家は、深夜など特殊な時間枠を除いて、「見る人がいる」という前提で番組の企画を立てていた。 一方、YouTubeというプラットフォームは、決まった時間に決められた番組を放映しているわけではない。 ● “奇跡的な出合い” 2022年のデータによると、YouTubeは全世界で毎分500時間以上の動画がアップロードされている。 1時間当たり3万時間分のコンテンツが新たにアップされている計算なのだから、さまざまな動画があふれていることがわかる。 たまたま目にしたアジアの特殊な料理人のショート動画などは、その競争率をくぐり抜けて視聴者に届いている“奇跡的な出合い”ともいえる。そう考えると、とんでもなくアツい。 ● 「見る人がいる」ではなく 「見てもらう」を前提に また、もちろんYouTubeだけでなく、テレビや映画、ブログやSNSなど、楽しいコンテンツは、ほかにもたくさんある。 そのなかで、YouTube作家は「見る人がいる」という前提ではなく、「見てもらう」ことを前提に、動画に注目してクリックしてもらい、最後まで見てもらい、チャンネル登録してもらうように、番組の内容だけでなく、全体を設計して企画しなければならない。 こう言うと、めちゃくちゃ難しいことのように感じるかもしれないが、実はそんなことはない(その方法は僕たちの初の著書『YouTube作家がこっそり教える 「ウケる企画」のつくり方』(ダイヤモンド社)、PART7の「ウケる企画の『方程式』の見つけ方」でお伝えする)。 ※本稿は、『YouTube作家がこっそり教える 「ウケる企画」のつくり方』(ダイヤモンド社)より一部を抜粋・編集したものです。
こす.くま