DeNA桑原「伝えて良かったとか振り返るのはシーズンが終わってから」魂のミーティング“ゲキ”から連勝
◇SMBC日本シリーズ2024第4戦 DeNA5―0ソフトバンク(2024年10月30日 みずほペイペイD) DeNAの桑原将志外野手(31)が30日、ソフトバンクとの日本シリーズ第4戦で5打数3安打2打点の活躍を見せた。 魂の言葉が流れを変えた。 連敗を喫した27日の第2戦の後。緊急の選手ミーティングで、発言を求められた桑原は厳しい言葉をナインに投げかけた。「はっきり言って今のソフトバンクに勝てる感じがしない。(巨人に4勝3敗で勝ったCS)ファイナル最終戦で負けたら終わりという、それと同じ気持ちで戦っているのか。その気持ちを続けるべきではないか」。ソフトバンクに屈した17年のシリーズを知る男は、その言葉を自ら体現した。 チームの雰囲気も変わり星を五分に戻した。自身の言葉で変わったことはあるか聞かれた31歳は「今までの自分だったらその場で思うだけで終わったんでしょうけど。まあ、僕自身も吹っ切りたいと思いましたし、みんな本当にいいメンバーそろってますし、最高のメンバーと一緒に夢中になって勝ちにこだわってやっていきたいという思いで(言った)。まあ伝えて良かったなとか振り返るのはシーズンが終わってからですかね」と最後まで表情を崩さず前だけを見据えた。 桑原との主なやりとりは以下の通り。 ――大きな追加点になった。 「内野も前進守備だったのもありますし、簡単に追い込まれたので、何とか詰まってでもいいので、内野の頭を越したいなと思って。結果的にはいい形になって良かった」 ――低めの変化球に対応できた。 「はい。初めて立つピッチャーでしたし、一球一球しっかり頭に叩き込んで、何とかうまく対応できました」 ――打線の1番としていい働き。 「打席は一打席一打席しっかり振りにいって、打つ方では流れをしっかり自分達で引き寄せるようにって意識しているので。それを引き続きやっていきたいです」