マジョルカ久保建英が6分間語った森保Jでの決意と自信「選ばれている理由をピッチで見せる」
ラ・リーガ1部でデビューを飾ったばかりのMF久保建英(RCDマジョルカ)が3日早朝、成田空港着の便で帰国、茨城県鹿嶋市内で行われている日本代表合宿に一日遅れで合流した。 トリニダード・トバゴ、エルサルバドル両代表と対峙したキリンチャレンジカップと、東京五輪世代中心の編成で臨んだコパ・アメリカを戦った6月シリーズに続く招集。2つの大会の間にFC東京から名門レアル・マドリードの一員となり、潜在能力が認められ、一刻も早くトップカテゴリーの試合を経験した方がいいという方針転換のもとで、先月22日にマジョルカへ期限付き移籍した。 プレシーズンはレアル・マドリードのトップチームに帯同し、国際親善試合に4度出場。慌ただしくも濃密な時間を駆け抜け、日本時間2日未明のバレンシアCF戦では新天地マジョルカの右サイドハーフとして後半34分から途中出場。ヨーロッパ4大リーグにおける日本人最年少出場記録を18歳89日に更新し、時差ぼけと長距離移動を伴うヨーロッパ組として森保ジャパンに参戦した。 「コンディションなどはよくわからないですけど、試合が始まるとか、強度の高い練習が始まれば問題なく対応できると思うので、コンディションは自分で作っていければいいかな、と。海外でプレーしているから代表に呼ばれるとか、そういうことはまったくないと思いますけど、長距離移動というのは新しい経験なので、どのようにして向き合っていくのか、というのは大切だと思っています」 主軸を担うと期待された5月のFIFA・U-20ワールドカップ、ひとつ上のカテゴリーのU-22代表が臨んだ6月のトゥーロン国際大会をともに回避。ピラミッドの頂点に立つフル代表に飛び級で大抜擢された5月下旬に、18歳になる直前だった久保は「ちょっと早いかな」と驚きを隠せなかった。 望外の吉報が届いてから3か月あまり。エルサルバドル戦で歴代2位の若さとなる18歳5日でデビューを果たし、続くコパ・アメリカではグループリーグの3試合すべてに出場。新天地での経験も血肉に加えたいまでは「早いとか、そういう気持ちはありません」と自信を込めながらこう続けた。 「実力が伴っているから選んでもらっていると思うので。チャンスがあれば自分の最大限のプレーをして、それをどのように評価してもらえるか。自分の力で変えていくしかない、と思っています」