パリＳＧ退団を表明したエムバペ

　フランス1部パリ・サンジェルマンの同国代表エースFWキリアン・エムバぺ（25）が10日（日本時間11日）に今季限りで退団することを表明した。 　エムバペは自身のSNSを更新。公開した動画内で「私はいつも、そのときが来たらみなさんにお話しすると言ってきました。私にとってパリ・サンジェルマンでの最後の年になることを発表します」とし「（契約を）延長するつもりはない。私の冒険は数週間で終わるだろう」と語った。 　その上でストライカーは「何年もの間、フランス最大クラブの一員になるチャンスと大きな栄光に恵まれ、とても感慨深い。歴史上最高の選手や偉大なチャンピオンの何人かと一緒にいることで選手として成長できた」とし「退団を発表することがこんなに難しいとは思いもしなかった。私にはこれ、新たな挑戦が必要だったのだと思う」と説明した。 　英メディア「BBC」によると、エムバペはスペイン1部レアル・マドリード入りが確実で5年契約の年俸1500万ユーロ（約25億円）。大幅ダウンとなるが、5年間で1億5000万ユーロ（250億円）の契約ボーナスが支払われるという。つまり年間で75億円の収入をクラブから得るという。また肖像権の一部もエムバペ自身が保有する。 　エムバペはフランス1部モナコから2017年にPSGに加入し、6度のリーグ制覇に貢献。25日のフランスカップ決勝（対リヨン）がラストマッチとなる。