コンプレックスだった「太い脚」「大きいお尻」が武器に変わった ガリガリ体型に憧れた小倉あれずがトップビキニ選手になるまで
【目標は3年以内に世界一になる】 ーー「オールジャパン」では158センチ以下級2位でしたが、その3週間後に行なわれた無差別級の「フィットネス ジャパン グランド チャンピオンシップス」では、「オールジャパン」で敗れた佐野愛美さんに勝利しての3位。さらに国際大会の「アーノルド・クラシック・ヨーロッパ」では日本人最高位の4位となりました。 納得のいくシーズンではなかったですが「グラチャン」に向けて死ぬほどカロリーを下げて、「アーノルド」でも結果を出せたから、よしとしようという感じです。 ただ、急激に減量しすぎて身体機能的にあまりよくなかったので、いろいろ犠牲にしたんだろうなとは思います。今年はもう少し無理のない減量にできればと考えてます。 ーービキニアスリートとして今後の目標は? 3年以内に世界一になることです。ただ連覇にはこだわりがないので、世界を獲れたらこの競技を辞めます。将来は結婚して子どもがほしい。そうやって期間を決めて努力して、その後は指導側にまわってビキニ競技者を増やすこと、育てることで競技に携わっていきたいと考えてます。 ーー結婚したいということで、好きな男性のタイプはやはりマッチョですか? そんなことないですよ! トレーニングでも仕事でも、何かに向かって頑張っていて尊敬できる人であれば。 ーー何かに向かって頑張ってたらガリガリでもOK? ちょっとは筋肉というか、体に厚みがあったほうがいいかな(笑)。最近、やっと恋人ができて、東京ではその彼の家に住まわせてもらってるんですよ。 ーーその方は筋肉がある? まぁ、トレーニング界隈の方ですね(笑)。お互い大会前のつらさがわかるので、一緒に減量も頑張れますからね! 終わり 前編<強豪バレー部からビキニフィットネス界のホープへ 小倉あれずが国際大会4位で得た手ごたえ「世界の舞台ならもっと羽ばたけるかもしれない」>を読む 取材協力/ゴールドジムスパレア宇都宮 【プロフィール】小倉あれず おぐら・あれず 1997年、栃木県生まれ。ビキニフィットネスアスリート。学生時代はバレーボールに取り組み、強豪・国学院栃木高では部長としてチームを引っ張り春高バレーに出場。2021年から本格的にトレーニングを始め、2023年の「オールジャパン フィットネス チャンピオンシップス」ビキニフィットネス158センチ以下級で2位、同年の階級無差別の「フィットネス ジャパン グランド チャンピオンシップス」では3位となり大躍進。スペインで開催された国際大会「アーノルド・クラシック・ヨーロッパ2023」ビキニフィットネス158センチ以下級では日本人最高位の4位に輝いた。
武松佑季●取材・文 text by Takematsu Yuki
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