“今季最強寒波”襲来 豪雪災害に苦しむ青森で再び大雪 名産リンゴに被害も
■カメラが捉えた「スリップ事故」の瞬間
スタックだけでなく、気を付けなければならないのがスリップ事故です。 先月29日、北海道旭川市を走る車のドライブレコーダーの映像です。前方を走る車が突如右に向きを変え、壁に衝突。勢い余って、もう一度壁にぶつかります。映像をよく見ると、衝突寸前に白い車は左右に揺れています。 ブレーキランプが灯ったのは、壁に衝突する直前でした。衝突の反動で車の後部が宙に浮き、その後、バウンドするように弾みながら再び壁に激突。すぐ後ろを走っていた車は追突を回避できましたが、後続車が次々と追突しました。 消防によると、事故は複数箇所で起き、バスを含む20台ほどが巻き込まれ、12人が病院に運ばれたといいます。 北海道岩見沢市は、一帯が白い雪に覆われています。道路や線路でも見渡す限り、あちこちで除雪作業が行われていました。 8日午後2時時点で、114センチと平年の2倍近い積雪となっている岩見沢市。排気口が雪で塞がれると一酸化炭素中毒を引き起こす恐れがあり、市職員が住宅を回り、声掛けを行なっていました。 市役所職員 「こんにちは市役所です。現在、豪雪パトロールをしていまして」 「ここ数日の積雪で間口とか、ストーブの排気口がふさがっていないか確認しに来ました」 岩見沢市では、雪下ろし中の事故も起きています。8日午後1時半前、市内の住宅で屋根の雪下ろしをしていた業者の男性2人が屋根から転落。2人は雪に埋まり、同僚によって助け出されましたが、このうち50代の男性が心肺停止の状態で病院に運ばれました。 8日午後、国交省と気象庁の緊急会見が行われました。 気象庁 細見卓也所長 「8日(きのう)から9日(きょう)にかけて日本海で雪雲が発達して、9日(きょう)を中心に東北地方の南部の日本海側、北陸地方、東海地方、特に岐阜県で降雪が強まるおそれがございます」 国交省防災課 西澤賢太郎課長 「車両の立ち往生や、道路の通行止め、 公共交通機関の大幅な遅延や運休が発生するおそれがあります。不要不急の外出は控える、予定を変更することもお考えください」