ルーク・ショーのEURO招集は間違いだったとシュマイケル氏「本当に心配。彼は必要なんだ」
負傷がちなショー
新シーズンに向けて着々と準備を整えているマンチェスター・ユナイテッド。先日もバイエルン・ミュンヘンからDFマタイス・デ・リフト、DFヌサイル・マズラウィのダブル獲りを成功させ、移籍市場での動きはひときわ目立っている。 しかしその反面、負傷者の多さが気がかりだ。獲得したばかりのDFレニー・ヨロ、最前線を担うFWラスムス・ホイルンド、そしてチームの重要人物の一人である左サイドバックのルーク・ショーも離脱中だ。ショーはふくらはぎの故障により、少なくとも来月まで戦列を離れることになるという。 元ユナイテッドのGKピーター・シュマイケル氏は、負傷がユナイテッドの足かせになっているとし、特にショーのことが「本当に心配」だと語った。英『Mirror』が伝えた。 「本当に心配なのはルーク・ショーだ。彼はまた負傷している。彼は必要なんだ。2月からプレイしていなかったというのに、欧州選手権に行くという決定は、私には納得できないよ。シーズンをフルでプレイしたならフェアだし、体調が良いならフェアだった。しかし、コンディションが悪く、準決勝や決勝までプレイできず、そしてプレシーズン中にまたもや負傷して欠場するなんて」 ショーは高精度の左足クロスを武器にチャンスを創出できる貴重な存在だが、昨季は負傷を引きずり12試合の出場にとどまった。彼の代役となれる選手は現在のユナイテッドには見当たらず、昨季は本来右のディオゴ・ダロトを逆サイドで起用するなどで急場をしのいでいた。他にも負傷者は多かったが、彼の不在が昨季の8位という屈辱の順位の原因の1つとなったと言っても過言ではないのではないか。 プレシーズンは17歳のハリー・アマスを左SBに起用していたが、プレミア開幕から数試合はダロトや新加入のマズラウィ、リサンドロ・マルティネスなどを左SBとして起用することになるのか。ショーの不在がユナイテッドの新シーズンに影を落としている。
構成/ザ・ワールド編集部