開幕2日前に首位打者と本塁打王の交換トレードとなった長距離砲コラビト氏が91歳で死去
ガーディアンズは、インディアンス時代に在籍し計9度のオールスター戦に選出のロッキー・コラビト元外野手が亡くなったと10日(日本時間11日)、発表した。91歳だった。 【写真】往年のコラビト氏 米ニューヨーク州ブロンクス出身でインディアンスと契約。1955年にメジャー昇格し、翌56年101試合で21本塁打を放ち、新人王投票2位に入った。1958年に打率3割3厘、41本塁打、113打点でMVP投票3位に入るなどメジャーを代表するスラッガーに成長。翌59年には6月10日、史上8人目の1試合4本放つなど42本で初の本塁打王に輝いた。 クリーブランドで絶大な人気を誇っていたが、1960年の開幕2日前に、前年首位打者となったハービー・キューン遊撃手とタイトルホルダー同士の大型トレードでタイガースに移籍で地元ファンを嘆かせた。1961年には45本塁打、130打点のキャリアベストをマーク。1965年には打点王に輝いた。 1968年に現役引退するまで3度の40発以上含む7度の30発を記録するなど通算1841試合に出場し打率2割6分6厘、374本塁打、1159打点をマーク。2006年にインディアンス(現ガーディアンズ)の殿堂入りを果たした。また、引退後はインディアンスやロイヤルズでコーチを務め、またインディアンス専属解説者としても活動していた。2015年には糖尿病の悪化で右足の膝から下を切断したという。
報知新聞社