オーデマ ピゲ、幻のゴールドウォッチ「リマスター」が新合金で復活
連載「意欲的新作ウォッチ」第169回は、オーデマ ピゲの「リマスター02 オートマティック」の限定モデルを取り上げる。 【アイテム詳細写真】リマスター02 オートマティック
左右非対称でレトロフューチャーなデザイン
オーデマ ピゲが1943年に製作したクロノグラフを現代的に再解釈し、2020年に発売した「リマスター01 クロノグラフ」。 その系譜を受け継いだ異色の1本「リマスター02 オートマティック」が新たに登場した。 「リマスター02 オートマティック」は、1960年代に作られた左右非対称の時計「Ref.5159BA」へのトリビュートである。 非対称の18Kサンドゴールド製長方形のケースに、ダイヤルにはオーデマ ピゲを象徴する「ナイトブルー、クラウド50」カラーを採用。ヴィンテージデザインでありながら新しいムーブメントキャリバー7129を搭載している。 ちなみにオリジナルの「Ref.5159BA」はたったの7本しか製造されておらず、そのうちの1本がミュゼ アトリエ オーデマ ピゲに保管されているという。 「リマスター02 オートマティック」とオリジナルの「Ref.5159BA」との決定的な違いが、18Kサンドゴールド製のケース。砂丘をイメージして名づけられた温かみを感じさせる新素材は、金、銅、パラジウムで構成された合金で、非対称のケースは面取り部分が多く、視覚的にも強いインパクトを与えている。 また、長方形や三角などのさまざまな形を組み合わせたダイヤルも、非常に印象的だ。「ナイトブルー、クラウド50」カラーのダイヤルは、サイズと形が違う12個の三角形で構成されている。 レトロフューチャーなデザインを最先端の技術で仕上げた「リマスター02 オートマティック」は、世界限定250本。オーナーになれる人は、非常に限られている。 リマスター02 オートマティック 世界限定250本。自動巻き、18Kサンドゴールドケース、径41mm。¥6,490,000