インターハイで見逃せないDF&ボランチ8人「会場を沸かせるロングスロー」や「世代屈指のボールハンター」ほかを紹介
高校サッカーインターハイ注目選手 DF&ボランチ編 7月27日から福島県で行なわれる高校サッカーのインターハイ。全国各地から見逃せないチーム、選手たちが集まりしのぎを削る。ここではなかでも注目のDFとボランチを8人紹介する。 【写真で見る】2024高校サッカーインターハイ注目選手フォトギャラリー 後編「注目のMF&FW6選手」>> 小沼蒼珠 (こぬま・そうじゅ/青森山田/DF/3年/178cm、73kg) 昨年度、唯一の2年生レギュラーとして、プレミアリーグ、選手権の2冠を達成。今年は主将として、ムードメーカーとして、"常勝軍団"青森山田を引っ張る。 自身のサッカーノートに「誰よりも努力する」と記し続けるなど、常に人一倍努力することにこだわるリーダーだ。同時に、高体連屈指の右サイドバックでもあり、厚みのある身体から強度の高い攻守を誇る。また、飛距離十分のロングスローで会場を沸かせ、ボールを奪うこと、ゴールを決めること、そして勝利への執着心の強さも魅力だ。 勝てなかったシーズン序盤の苦しい時期を乗り越え、「去年よりもタフに戦える自分がいるなっていうのは感じています」と語る闘将が、冬夏連続の日本一に挑戦する。
岡部タリクカナイ颯斗 (おかべ・たりくかない・はやと/市立船橋/DF/3年/186cm、76kg) 186cmの大型ボランチは、昨年末からセンターバック(CB)のポジションに挑戦。選手権でポテンシャルを示すと、今年はDF増嶋竜也(元柏レイソルほか)やDF杉岡大暉(現FC町田ゼルビア)ら守りの要が背負ってきた「5」を託された。 波多秀吾監督から「市船の5番をつけるんだから、もっともっとやらないといけない」と求められるなか、サイズの大きさと技術力の高さを活かし、浮き球の処理や運ぶドリブル、展開力で攻守の中心になっている。 また、「点を取れるCBになることは大事」とも語り、県予選準々決勝ではチームを救う同点ゴールを決め、準決勝でも鮮烈な先制弾。全国大会でも伝統校の主将としてプライドを持ってチームを引っ張る。