遠藤航に花道を用意、先制シーンで“助演賞”だった町田浩樹の秀逸さ。完璧な中国戦でひとつだけ懸念を挙げるなら?
気の緩みが心配になるほどの大勝。だからこそ指摘したいのは...
このゴールで一気に楽になった日本は、落ち着いてゲームを支配した。30分過ぎからは、中国の足が目に見えて鈍り始め、生命線であるサイドへのスライドが効かなくなってきた。三笘へのダブルマークが外れたり、町田や板倉滉から斜めのパスコースが見えるようになったりと、チャンスの濃度が高くなってきた。すると、前半の終わり間際、堂安のクロスから三笘がヘディングを決めて2点目を奪う。 日本のゲームコントロールで体力を奪われ、4-4-2のワンサイド圧縮プランが破綻した中国は、後半から5-3-2に変更。サイドへのアプローチは改善されたが、それによってハーフレーンを狙っていた南野拓実がスペースを得るようになり、3点目、4点目をゲット。中国の修正に対し、新たに生じた穴を素早く突いた日本は、次々と得点を重ね、7-0とリードを広げて試合を終えた。 あまりにも完璧で、今後の気の緩みが心配になるほどの大勝だったので、ひとつだけ懸念を挙げておきたい。 中国の唯一のシュート場面は、22分だった。GKのフリーキックから、FWジャン・ユーニンが巧みにトラップし、シュートへ。枠を大きく外れたが、危険なシーンになっていた可能性は否定できない。 この場面はロングボールの競り合いに対し、谷口彰悟がかぶり、ボールを後ろに逸らしたのがきっかけだった。対戦相手のスカウティングにおいては当然、ポイントに挙がるのではないか。 次は初戦でオーストラリアを破る快挙を果たしたバーレーンと、中東アウェーで対決だ。難しい試合になりそうなので、中国戦の大勝は一旦忘れ、注意されたし。 取材・文●清水英斗(サッカーライター)
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