セルティックが前田の3得点1アシストでリーグ杯決勝に進出 古橋も1得点で貢献
◇スコットランド・リーグ杯準決勝 セルティック6―0アバディーン(2024年11月2日 英国・グラスゴー) セルティックのFW前田大然がアバディーンとの準決勝で3得点1アシストを記録し、チームを2季ぶりのリーグ杯決勝に導いた。 1―0の前半32分に快足を生かしたカウンターでFW古橋亨梧のゴールを演出すると、同40分にはDFの背後に抜けてパスを受け、右足ダイレクトで自らチームの3点目。後半開始直後にはこぼれ球を押し込み、終了間際にもダメ押し弾を決めた。 豊富な運動量で守備でも自陣に戻って完封での大勝を支えたアタッカーは「リーグでアバディーンにああいう戦いした。どうしても勝ちたい気持ちがあった。そういうのがプレーに表れたのかな」と振り返った。リーグ戦で7戦全勝同士の対決となった10月19日のアバディーン戦では前半に2点を先行しながら後半に2失点して引き分けた。しかし、この日はマン・オブ・ザ・マッチに選ばれた前田の活躍でリーグ戦9勝1分けで並ぶ難敵を相手にとどめを刺した。 「チームのために本当に得点とアシストしたかった。この調子を維持して、もっと良くなりたい」と前田。10月の日本代表戦から復帰後は公式戦4試合不発だったが、大事な試合で今季公式戦9得点と数字を伸ばした。 5日に控えるライプチヒとの欧州チャンピオンズリーグ1次リーグに向けても弾みを付け「次に集中したい」と力を込めた。日本代表でも主軸のFW上田綺世(フェイエノールト)が負傷離脱。15日からW杯アジア最終予選2試合を控える中で前田に懸かる期待もこれまで以上に高まることになりそうだ。