佐々木朗希の争奪戦に“謎のチーム”登場!「一体どの球団なのか?」米メディア推測「エンジェルスを見くびってはいけない」
「近年の野球史上で最大の注目度となっている国際FAが、数日後に決着する。日本の若きエース、佐々木朗希を巡る争奪戦だ。佐々木は契約する球団を検討している」 【画像】期待と緊張感に包まれた、佐々木朗希の初ブルペン! 米メディアは連日のように佐々木を巡る争奪戦の情報を報道しており、現状ではロサンゼルス・ドジャース、サンディエゴ・パドレス、サンフランシスコ・ジャイアンツ、ニューヨーク・メッツ、ニューヨーク・ヤンキース、シカゴ・カブス、テキサス・レンジャーズの7球団と面談したと報じられている。 そんななか、米放送局『MLB Network』のジョン・モロシ記者が「明らかになっている7球団のほかに、“少なくとも”1球団が交渉の席についたと聞いている」と自身Xにポストした。 これを受けて、現地1月7日に米メディア『FanSided』のクリス・ランダース記者が「日本人スター投手を巡る争いは、どうやら報じられている情報通りではなさそうだ。佐々木の争奪戦に、“謎のチーム”が参入していたのだ。はたしてそれはどの球団なのか」と題した記事を出した。 「案の定と言うべきか、明らかになっている7球団以外に“謎のチーム”の存在が報じられた。モロシ記者は具体的な球団名を挙げなかったが、その球団は一体どこなのだろうか。これから全盛期を迎える23歳のスター投手を、手頃な値段で契約できるのだ。全30球団のうち20球団がプレゼン資料を提出し、絞られた数チームが面談にこぎつけた。焦点は佐々木が何を望んでいるのか、ということだ。佐々木が重視している項目を基に“謎のチーム”と思われる球団名を挙げていきたい」 このようにランダース記者は、名前が明らかになっていない球団を1位から5位までランク付けした。 5位に挙げたのが、ロサンゼルス・エンジェルスだ。「このチームは以前に大谷翔平を確かに獲得した。ただ、エンジェルスと投手育成が同じ文脈で語られることはほとんどなく、ポストシーズン進出のチャンスがほとんどないチーム状況を踏まえると、自信は持てない。それでも本拠地が南カリフォルニアであり、同じ街のドジャースほど光り輝いてはいないが、日本人選手との契約に実績がある。エンジェルスを完全に見くびってはいけない」と評している。 4位は、「イチローの功績は日本でも依然として非常に大きな影響力を持っている」とした同じ西海岸のシアトル・マリナーズで、3位には「ブランドン・ウッドラフ、コービン・バーンズ、フレディ・ペラルタら、近年の投手育成に定評がある」ミルウォーキー・ブルワーズを挙げた。 2位はアリゾナ・ダイヤモンドバックスとした。「バーンズに大金をつぎ込んだばかりだが、いい投手は何人いても困らない。同じナ・リーグ西地区のドジャースやパドレスを倒したければなおさらだ。アリゾナ州最大の都市フェニックスにありながら、メディアの注目度は控え目。西海岸のロケーションも好材料で、この数年はひっそりと優秀な人材を蓄えてきた。23年にはワールドシリーズに進出。24年はポストシーズンに進めなかったが、選手層は厚くて危険なチームに変わりはない」と記している。 1位にはアトランタ・ブレーブスを挙げた。「あまりに明白すぎるかもしれない。今オフに先発投手を加える必要に迫られているし、アトランタほど強力な投手育成システムを持つ組織は少ない。主力選手は長期契約を結んでいるケースが多く、この数年は競争力を維持できる。ヤンキース、メッツをはじめとした東海岸にも興味があるのなら、アトランタほど適したチームはないだろう」と評した。 はたして佐々木は7球団以外に、どのチームと面談を行なったのだろうか。いずれにせよ日本人右腕を巡る争奪戦の話題は、大きなトピックとして扱われている。 構成●THE DIGEST編集部