フリースタイルフットボールの新時代へ! AKIが語る「自分しかできない役割」とは
■普段はどういった練習をしていますか A:バトルでどう勝てるのか、勝つ要素は何なのかということを考えながら練習しています。特にベテランの方々は歴がある中でそこを追い越さないとチャンピオンになれないので。ただそれだけではつまらないので、音楽に合わせてムーブをしたり色んな技を試すなど、結構自由にやっている面もあります。 ■AKIさんは感覚タイプというよりロジカルに組み立ててフリースタイルをやるタイプなんですね! A:練習に関しての長期的なロードマップはロジカルに考えるんですが、短期的なバトルの場においては真逆で、感覚に近いフリースタイルの動きをしている感覚です。ロジカルには考えているんですが、構成を詰めたりせずにフリースタイルに気持ちよくムーブをするにはどうしたらいいかを考えています。 ■AKIさんのフリースタイルは言語化するとどのようなスタイルなのですか A:人より動きが速く、キレや緩急があるというのが特徴的かなと思っています。でも僕自身あまりスタイルが確立されているとは思っていなくて、目指しているのはどのスタイルもできるオールラウンダーなんです。パワー系だったり、エアームーブだったり、ジャンルは様々あるのですが、ジャンルに関するスタイルは特に僕は意識していなくて、もっと概念的なスタイルを意識しています。 ■尊敬しているフリースタイラーはいますか A:もちろん沢山いるのですが一人挙げるならKo-sukeさんです。僕が大学一年生の時に上京したタイミングの話なのですが、Ko-sukeさんとよく練習する機会があったんです。自分は大学生という時間に余裕がある中で、社会人をやっているKo-sukeさんが練習場所に行ったら誰よりも早くいる状態が常にあったんです。当時はトップの人がこれだけやっていたら到底勝てないなというのを思い、衝撃を受けていました。
悲願の日本一に輝いた「JFFC 2023」
■今年のJFFC2023の優勝した感想を教えてください A:めちゃくちゃ嬉しかったです。一番目標にしていた大会だったのでそれが叶ったというのが一番嬉しかったのかなと思います。僕の今までのハイライトの中で上位にある出来事です。 ■会場は炎天下の野外ステージでしたが、コンディションはいかがでしたか A:コンディション的には悪い方でした(笑)。でもその悪い中でどれだけ自分の良さが出せるかと考えた時に、比較的まだ僕は力を出せる方でした。気温が高かったですが、僕自身は汗をかきながらやりたいタイプなので好条件だったのかなと思います。床も熱をもっていてかなり熱かったですが、僕は長袖を着るという対策をしていました。長袖の方が地面と皮膚が直接触れないので、そこは作戦として功を奏したかなと思います。