若隆景（右）に肩すかしで敗れた遠藤（撮影・山崎力夫）

　「大相撲夏場所・１１日目」（２２日、両国国技館） 　十両遠藤（追手風）が若隆景（荒汐）に敗れ、初日からの連勝が「１０」でストップした。十両は遠藤、若隆景、阿武剋（阿武松）が１敗で並んだ。頭から当たっていった遠藤だが、身体を開いた若隆景の肩透かしで土俵に落ちた。 【写真】あぶな！！土俵にダイブ？真っ逆さまに落ちる遠藤 　遠藤は「勝つための攻めをするつもりだったんだけど」と苦笑い。実況アナウンサーが優勝決定戦のようと表した大声援を受けたことには「勝って声援に応えたかったけど、勝負の世界なので」と悔しさをにじませた。 　「あと４日しかないですからね、一日一日おろそかにしないように、明日も土俵に立って相撲を取れるように、しっかりまたこれから準備するだけですね」と前を向きつつも、「気持ちのコントロールをしている余裕もないし、いっぱいいっぱいですね」とも吐露。 　連勝の疲労があるか聞かれると「毎日土俵に上がって相撲を取るために準備をしてきた、その疲れといいますか、そっちの方ですかね。白星は結果なので、黒星先行だろうと、そうじゃなかろうと、疲れは一緒だと思いますよ」と、自身の感覚を説明していた。