ラグビー日本代表、松永拓朗「10番にチャレンジする良いチャンス」 ウルグアイ戦へ前向き
ラグビーのリポビタンDツアーで欧州遠征中の日本代表は11日、次戦のウルグアイ戦(16日・シャンベリー)に向けて練習を再開。同日夜(日本時間12日未明)、SO/FB松永拓朗(BL東京)とプロップ森川由起乙(東京SG)がオンラインで取材に応じた。 日本代表は9日に行われたフランス戦の後半、トライをあげた際に主将のSO立川理道が脚を痛め交代。11日に遠征からの離脱が発表された。松永は11日の練習ではSOに入り「エディーさん(ジョーンズ・ヘッドコーチ=HC)からは『SHとしっかりコネクトするように』と言われました」と、次戦では立川に代わってSOに入る可能性が大。「自分にとっては10番(SO)にチャレンジする良いチャンスだと、ポジティブにとらえています」と前向きに話した。 天理大ではSOで大学日本一に輝いた松永だがBL東京では主にFB。昨季はオールブラックスのSOモウンガとともにプレーし「学ぶところだらけでした。特に、試合に向けたプランがうまくいかないときの引き出しの多さは勉強になった」という。
次戦で対戦するウルグアイは世界ランク19位。14位の日本よりも下位だが、フィジカルの強さと巧みな足技を持つ油断できない相手だ。プロップ森川は「相手はジャッカルが得意な選手が多いので、味方がタックルされたときの速いサポートが大事」と警戒心を強調した。 相手の機先を制する素早いサポートと、オールブラックスの英雄に学んだ司令塔の柔軟な判断が、日本代表ツアー初勝利へのカギになる。
中日スポーツ