【Jリーグ】次こそJ2昇格!ギラヴァンツ北九州 前年J3最下位からの巻き返しを誓ったこの1年はどうだった?
明治安田J3リーグに所属するギラヴァンツ北九州。2025年シーズンは就任2年目を迎える増本浩平監督が、RKBテレビ「タダイマ!」に出演し、来季にかける思いを語った。 【写真で見る】ギラヴァンツ北九州 この1年を振り返る ■「来季こそ、J2に舞い戻る」 ギラヴァンツ北九州は、2019年にJ3優勝、2020年はJ2復帰初年度で22チーム中5位。 確かにJ1の舞台に手が届きかけていたギラヴァンツだが、翌2021年にはJ2で21位に沈み2度目のJ3降格となった。 1年でのJ2復帰を誓ったが、2022年は13位、そして2023年はJ3最下位という屈辱を味わった。 ■期待された増本監督の手腕 そんなチームを浮上させるために、クラブが声をかけたのが、増本浩平監督だ。増本監督は、神奈川県出身の42歳。選手としては鳥取でプレーし、その後は数クラブでコーチ経験を積むが、北九州にゆかりはなかった。 クラブが目を付けたのは、その手腕だった。2023年6月、J3リーグで下位に沈むガイナーレ鳥取の監督にシーズン途中から就任すると、就任当時18位だったチームを最終的に6位まで押し上げた。 「一番に声をかけてくれたクラブだったので」と就任の背景を語る増本監督のもと始動した2024年シーズンだったが、スタートダッシュとはいかなかった。 ■守備意識の徹底で一時は4位 3月24日の今治戦で増本体制初勝利を挙げたものの、12試合を終えた時点でわずかに2勝。前年から続く課題の得点力不足に苦しんだ。 そこで監督がチームに説いたのが「シュートを打たせない」守備の意識。サッカーの世界では「いい守備からいい攻撃」というフレーズがよく使われるが、まずは運動量を落とさないハードワークで、とにかく守備力強化に重点を置いた。 すると、13試合目の岐阜戦勝利を皮切りに、2度の3連勝を含む9勝4引分で13戦負けなしと一気に勢いが加速。一時は失点数がリーグ最少タイとなるなど、堅い守備を武器に順位は4位まで浮上し、J2昇格を狙える位置へ。好調を維持していた。