横浜M・植中 21日・天皇杯の古巣長崎戦での劇的な“恩返し弾”に「成長したなと言ってもらえてうれしかった」
J1横浜Mは23日、横須賀市内での練習を一部公開。21日の天皇杯4回戦・長崎戦で、古巣相手に後半アディショナルタイムでの劇的な決勝弾を決めたFW植中朝日(22)がゴールの瞬間を振り返った。 22年まで長崎に在籍した植中は、古巣との対戦にスタメン出場。ただ、力みから序盤の好機を決めきれず「シュートチャンスを何回も仕留めきれなかったので、焦りはあった」と話した。 試合は同点の後半47分に勝ち越しゴールを許して絶体絶命の危機も、同53分にFW西村のゴールで同点に追いつく。そして後半55分にエリア内左で西村からのパスを受けた植中が左足のシュートでニアを抜くゴールを決めて準々決勝進出を決めた。 「トラップした時に行ける感じがしたので、自信を持って打った」と植中。元同僚や知人からは「余計なことしたなみたいに言われた」と苦笑い。ただ、その後には「成長したなみたいな感じで言ってもらえた。本当にうれしかった」と称賛の言葉も受けたという。 植中はU-23日本代表として今夏のパリ五輪にも出場。慣れ親しんだ長崎の地で、古巣のファン・サポーターへも成長した姿を見せた植中は、今後のリーグ戦へ向けても「頑張ります!」と力強い言葉を残した。