サッカーJ2のV・ファーレン長崎が5連勝で締め3位、1万9902人が熱い応援…昇格プレーオフ進出
サッカーJ2の最終節でV・ファーレン長崎は10日、ピーススタジアム(長崎市幸町)で愛媛FCを5―2で破り、5連勝で締めくくった。2位の横浜FCが引き分けたため、J1自動昇格には届かなかった。3位でシーズンを終え、昇格争いの舞台はプレーオフに移る。(野平貴) 【写真】声援を送る長崎サポーターたち
長崎は今季の好調ぶりを表す試合運びを見せた。前半14分、FWマテウス・ジェズス選手が左足で先制ゴールを決めた。同点に追いつかれた前半アディショナルタイムにはFWマルコス・ギリェルメ選手がパスに右足で合わせ、再び引き離した。後半には3点を奪い、愛媛を寄せ付けない攻撃力を見せた。
会場には、ほぼ満員となる1万9902人が駆けつけ、熱い応援を送った。
通算成績は21勝12分け5敗で、勝ち点は75。長崎はJ1昇格をかけてプレーオフに進出する。プレーオフには3~6位の4チームが参加し、勝ちあがった1チームがJ1に昇格する。
長崎は準決勝、決勝ともホームで対戦する。ピーススタジアムが本拠地になってから、ホームでは3連勝と波に乗っており、下平隆宏監督は「あと2試合、ホームでプレーできるという前向きな姿勢で臨み、目標のJ1昇格をつかみ取りたい」と語った。
プレーオフ準決勝は12月1日、ピーススタジアムで6位のベガルタ仙台と対戦する。勝ち進めば、7日に決勝に臨む。